私が幼稚園に通っていた頃のことですので、細かいところは覚えていないのですが、二階にあがらせないために “鬼がいる”という嘘を先生がついたことは、ハッキリと覚えています。
幼児期の記憶は決して多いほうではないので、この出来事は幼心に疑問を抱いたのだと思います。
サンタは信じていましたが、鬼はいないと知っていたので、先生が嘘をついているのはわかりました。
そして、嘘をつくのは、二階には自分に行ってほしくないからだというのも感じ取れました。行ってほしくないのなら、そう言ってくれればいいのにと、先生に対して面白くない気持ちになったのは覚えています。
娘が幼稚園のプレに行くようになり、思い出した記憶なのですが、子どもって、感情を適切な言葉に変換できるだけの語彙がないだけで、頭の中は結構いろいろ考えているのだなぁと気付きました。
そして、子どもと接する立場となった今、先生がなぜ鬼がいると嘘をついたのかも何となく理解できた気がします。
二階にいってはいけない理由を、子どもでもわかる言葉に置き換えて説明するよりも 一言、「鬼がいるから」で終わらせてしまったほうが楽なんですよね。
ただ、そうしてしまうことで 子どもにしてみたら、“嘘をつかれた”となってしまうかもしれません。
当時の自分にはショックでした。
>>次回エピソード:ダイエット中のママさんに言いたい!産後大事なのは、体重ではなく体型です!! by チカ母
著者:チカ母
年齢:30歳
子どもの年齢:3歳
2014年6月に娘・チカを出産。同年8月より育児絵日記ブログ「抱っこだ立つんだ揺れるんだ」を開始。抱っこが大好きな娘のお陰で、腕だけやたらとたくましいお母さんです。
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。