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発語の遅れ、こだわりの強さ、人一倍激しい癇癪…。息子はまわりの子と少し違う…? by ナナハル

こちらではまだ10ヶ月~1歳あたりのことをかいていますが、今現在息子は3歳になりまして、いろいろな意味で待ちに待った3歳児健診に行ってまいりました!

 

実は子育てをする中で1歳半あたりからなんとなく”息子が周りのお子さんと違うのでは”という違和感を持っていました。

まず一番わかりやすい遅れは・・・
「発語の問題」です。

息子の場合1歳あたりまではどれもごく普通のやんちゃ男児という感じに発達していたのですが、
イヤイヤ期が始まったあたりから発語に違和感が出始めました。

喃語のバリエーションは増えていくものの、なかなか正しい言葉に近づいていかないのです。
同じ月齢の子だとアンパンマンが「アンパン」や「パンパン」になるのに対して
息子は決まった言葉にならずご飯もママもアンパンマンも全部「あば」。

その頃あまりテレビを見せていなかったのでそのせいかと思い子供番組を見せてみたり
絵本で教えてみたり、私も夫も無口なタイプではないですし、
児童館に通っていたので言葉に触れる機会もたくさんありました。

 

ところがしばらく過ぎて周りが2語になる頃にも息子は2文字止まり。

その頃から意志も強くなり「真似っこ」自体嫌がるようになり私の教えようとする雰囲気だけで
イヤ!と拒否するようになってしまいました。

それでもきっと発音が苦手なだけだろうと思い、本人のタイミングを待ち見守ることにしました。f:id:akasuguedi:20171106105549p:plainそしてようやく!
最近ですが3歳を迎えたあたりからマネをしていろんな言葉を話し始めました。

今ではどんどん吸収し昨日言えなかった言葉を今日には言えるようになり、
長く待った分新しい言葉に毎日感動させてもらっているのですが、1年半停滞していた時期があるので同じ年齢の子に追いつくのはまだまだなようです。


そして判断がしづらくなんとなく違和感を感じているのが・・

「こだわり」や「繊細さ」です。

 

こだわりが強く新しいものが苦手で、離乳食期はいつもと違う野菜を出すと美味しいか美味しくないかではなく、
いつもと同じじゃないという理由で拒否。

発語だけでなく言葉の理解も少し遅れていたので説得もできず、手をつけないので褒める作戦もできません。

そして試行錯誤してようやく新しいものを受け入れたと思うと、それをものすごく気に入ります。

麦茶を飲めるようになると麦茶以外拒否。
帽子をかぶれるようになるといつもの帽子以外拒否。

ただこれは理解が進むにつれ説得できるようになったので今は困るほどではありません。

こだわりや意志が強いのは悪いことではないし、私自身もこだわりが強い子供だったので、周りに指摘されるまではあまり気にしていませんでした。

 

私が気になるのはブロック遊びなどでぴったりきっちりしているところです。
最近始めたレゴでは四角しか作れません・・・f:id:akasuguedi:20171106105623p:plain繊細さでいうと感情移入が激しく、トトロではメイちゃん(子供)が泣くシーンを見て号泣。
メイちゃんがサツキ(メイちゃんのお姉ちゃん)に怒られるシーンではまるで自分が言われたかのように癇癪を起こします。

病院の待合室で他の子供が泣けば息子も泣くし、他のお母さんがその子供を叱れば息子が癇癪を起こすし・・・

いく先々に刺激がありすぎてちょっとの外出でヘトヘトでした。

 

おまけにこの癇癪が人一倍激しく特に深いところに入るともう何をしても悪化する一方。
よくきく「話を聞いてあげ共感し説明して褒める、抱きしめる」なんてことができる状況ではとてもありません。
下手に手を出すと自分だけでなく息子本人まで怪我をするほど暴れます。

横断歩道ではわざと真ん中で座り込み、駅のホームでは走っている電車に向かって全力ダッシュ!
何もないところでは地面に頭を打ちつけたり・・・
それはもう大変でした。
(正直出産前は子供なんてぐずったら抱きしめてたまにビシッと叱れば意のままでしょ、なんて思ってた。猛省。)


こういう場合に最短で癇癪を終わらせる方法が「無」になることでした。

刺激しないように無になり本人の切り替えを待つ、これしか術がありませんでした。
(危ない場所では大人の力で無理矢理静かなところへ連れて行ってから無モードになります。)

これも今では説得ができるのでマシになりましたが、たまに出ると未だに少し苦労します。

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 同じ年頃の子供から刺激を受けて何か変わればと思い行った児童館ではほとんど参加できず。(自由遊びしかできませんでした。)

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おもちゃを取りはしない代わりに、取られるとこの世の終わりのように泣き、
みんなで遊ぶ代表格の公園の遊具では他の子がくると逃げ、1人きりにならないと遊びませんでした。

これも同じく説明できるようになったので、今では2歳以上のお友達となら遊べるようになりました。

 

どれもイヤイヤ期をピークに今は落ち着いてきているのと、
大人になら誰にでも人懐っこく甘えられるところやお箸やパズルなどは教えなくてもできたことや、普段の集中力の高さや、お絵描きやブロック遊びの時の手先が器用な一面を見て、これらの違和感が薄れていきました。

 

そうして、違和感を感じる面、優れている面、同じくらいの面、それぞれあるのでこれが息子の個性なんだと思い、
専門機関などには行かず息子に合った子育てを模索し奮闘してきました。

 

もっともそういった(○○障害などの)診断はほとんどの場合3歳を超えないと難しい?らしく、
また、3歳から一気に伸びるといったこともあるとのことで、
この3歳児健診での診断によりこれからの対応を決めていこうと思っていたのです。
(そう決めないと心配性の私は毎日毎日不安になり検索地獄に陥るので・・・)

 

こうして待ちに待った3歳児健診!


私の不安を良い意味で裏切り、自宅での聴覚・視覚の検査も嫌がらずにクリアし朝も問題なく検尿をし、会場でも息子は言われたことをどれもすんなりと受け入れていき、終始ご機嫌で最後まで済ませることができました。


追いかけ回しヘトヘトになった1歳半健診を思い出し、手を引かずともなんでも聞いてくれる息子の成長を見て、
大丈夫なんじゃないか、このまま今まで通りに育てていけばいいのでは・・・?
と思いましたが、
3歳まではと決め抱え続けたとモヤモヤを今日は晴らすんだと意気込んできたこともあり、心理士さんのカウンセリングを受けることにしました。(誰でも自由に受けられました)


次回、ついにモヤモヤが晴れる時が・・・!

>>次回エピソード:私、ちゃんと「大変」だったんだ…!息子に“グレーゾーン”の診断が下り、溢れてきた涙 by ナナハル

f:id:akasuguedi:20160513121135p:plain著者:ナナハル
年齢:25歳
子どもの年齢:1歳

アパレル会社にて子供服の企画デザインに携わり、2014年7月やんちゃすぎる息子"ハル"の出産を機に退職。
1歳を機にインスタグラムにて「ナナハル絵日記」を開始。毎日の何気ない出来事や1ヶ月ごとの成長記録イラスト、4コマ漫画を投稿中。
たまにハンドメイドも。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。