…トレーニングはかなりつらいものだった。
毎回行くたびに痛めつけられて帰ってくるを繰り返した。私は腹筋うんぬん言う前にカラダ全体の筋力がないということを丁寧に思い知らされながら、後悔と苦痛で悲鳴をあげていた。
しかし、トレーニングの前にやってくれるマッサージ欲しさに頑張って通った。
するとどうだろう、やはり痛みは消えるのだ。痛みが取れるまでは実は半信半疑だったりもしたが、痛みは消えるのだ!
なんだか、「いちたすいちは…」「やっぱり2…!すごい!」みたいに基本的すぎることで感動していたのだろうとは思うけど、一時は一生骨盤ベルトをつけて過ごすのかと思っていただけに、ヘレンケラーよろしく「ウォオオオオオタアアアアア」と心の雄叫びをあげたのである。
途中、三女の妊娠出産がありキネジストのトレーニング自体はストップしていたこともあったのだが、キラキラ産婦人科医とも相談してなるべく運動するように心がけた。
そして三女出産後しばらくしてまたキネジストに通い、またしても「痛めつけられてる」という言葉の意味を噛みしめる日々を続けたら…
本来なら子どもが2人から3人に増えたことによって増えるであろう腰の痛みも「我慢できなくはない」になり、とうとう「痛くないかも」に到達したのである!
これは運動が苦手なサトウにとっては人類がやっと月に到着した時の感動と同じくらいの気持ちの高揚と自己肯定感をもたらした。
「やれば出来る」「運動すれば筋肉はつく」「筋肉がつけば体は強くなる」
…たぶん体育会系の人にとっては呼吸のように当たり前にある真理なのやろうとは思う。
でも…でもでもでも…!
それでもサトウのように運動が当たり前ではない妊婦さん産婦さんがいるはず…!と信じてこれを書いている。
運動と筋トレをしたら骨盤ベルト…いらないよ…?と!
最後にサトウのトレーニングの時間経過と腹筋の戻り具合をわかりやすくイラストにしてみました。
三女の出産でまた大きくパッカーンしたサトウの腹筋は、現在手をタテにしないと入らないくらいになっています。
まだ完全に閉じていないのでトレーニングをやめることはしばらくなさそうですが、数ヶ月に一度運命のキネジストに様子を見てもらいつつ、これからも頑張りたいと思います。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:さとえみ
年齢:37歳
子どもの年齢:4歳6歳8歳
大阪生まれの大阪育ちで似顔絵師をやっていましたが、今はフランダース地方で白目むきながら三姉妹の母をやっております。日々の生活に追われながらも絵を描くことだけは忘れたくないと時間短縮のためにたどり着いたのはiPad miniでブログ絵を描くこと。考え方のまるで違うシロクマ似の旦那様と元気いっぱいの三姉妹に囲まれて、「パトラッシュ…もう疲れたよ…」と言いながらもブログを更新しております。
ブログ:フランダースの三姉妹
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