こんにちは、きたあかりです。
無事手術が終わったあと。
羊水過多症での出産だったため諸々の検査があり、ムスメはいったんNICUに預かられる事になりました。
縫合を終えて手術室から病室に戻り、親と電話で少し話して一息入れた時、自分の状態をかえりみたところ…
カテーテルに点滴、背中からの麻酔(痛みに応じて自分で押し出す)、酸素の鼻チューブ、血圧計。術後の体は想像以上に管だらけで、「早くワイヤレスになりたい…」と古い家電みたいな気分になったのを覚えています。
しかしここから熱がどんどん上がっていき、39度台に。あ、もう有線でいいやと思えるくらい身動き取れなくなっていきます。
みんなこんなボロボロの状態で育児し始めるんだなあ、とあらためて感心していると、ムスメが病室に運ばれてきました。
まだ体脂が少しついたままのムスメ。
ピスー、ピスー、と小さな鼻をピクピクさせて寝息を立てていました。
今思うと「息してるだけでかわいい」って不思議な感情です。生まれたてなので割と汚れてるし顔もガッツ石松みたいなんですけど、それでも可愛い。
赤ちゃん以外には抱かない感情な気がします。
もし対象が夫だったら…生きててくれてありがとう、的な意味にはなるかな…
この後、ピスーピスーという呼吸音は産後の検査でチューブを挿入した時に鼻腔の奥が傷ついて腫れたのが原因での狭鼻症によるものだったと分かるのですが、この時は「息をしている姿が可愛すぎる」という話題で夫とひとしきり盛り上がりました。
そうです、これがいわゆる…
親バカフィルター…オン!
こうして私達の親デビューは無事果たされたのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:きたあかり
2016年6月にムスメを出産し、生後2ヶ月ごろからインスタで育児絵日記(@kita.acari)をつけています。ムスメの寝顔を見ながら寝落ちするお昼寝タイムが至福。
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