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自分でシャンプーして自分で洗い流す2歳児。この逞しさは乳児期の修行のおかげ? by マルサイ

三男の成長は驚くほど早いです。

いや、もしかしたら成長の過程を見過ごしているだけで、普通なのかもしれません。
とにかく、三男は教えた記憶がないのにいつの間にかできるようになっていることが多く、「もうそんなことできるようになったの⁈」と驚くことばかりなのです。

 

先日子どもたちに一足遅れてお風呂に入ると、すでに長男と次男はそれぞれ体や頭を洗っているところでした。

それをボーッと眺めながら湯に浸かっていると、三男が「ぼくもでるー」と言いながら浴槽から出ました。
三男は何をしに浴槽から出たのだろうとボーッと眺めていると、髪の毛をすすいでいた長男の横へグイグイと割り込み、自分の髪をシャワーでジャバジャバと流し始めました。
そして顔についた水気を両手でグイグイ拭うと、シャンプーのボトルをプッシュプッシュプッシュ!(シャンプー液だだ漏れ)
シャンプーを頭になで付けワシャワシャやったと思ったら、再びシャワーに頭を突っ込みました。
泡が入らないように目をギュッと瞑りシャワーを浴びる2歳8ヶ月の三男の、たくましい後ろ姿。

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この時私は長男が産まれてからこれまでのお風呂シーンを回想していました。

1滴たりとも目に水が入らないよう細心の注意を払っていた沐浴時代。
目の周りに水が垂れたら一瞬のうちにガーゼで拭ってあげていました。
1歳になり歩けるようになってからも、シャンプーの時はいつも膝の上でお姫様抱っこ。
やはり目に水が入らないよう気をつけながらのシャンプーでした。

そして2歳。
相変わらず膝上のお姫様抱っこでシャンプー。

このあたりから、少しずつ立ったまま頭が洗えるようになったらいいなと思い始めていましたが、長男はこの時すでに顔に水がかかるのをもの凄く嫌う子どもに成長。
立ったままシャワーを流すなんて言語道断です。

一度強制的に立ったままの状態でシャンプーをしたら数週間頭を洗わせてくれなくなり(湯船の中で騙し騙し流したり水拭きでしのいでいた)それに懲りてからはお姫様抱っこシャンプーに舞い戻り。

幼稚園に入るとプールの後のシャワーが嫌だという理由だけでプール嫌いになるほどの水嫌いになってしまいました。

「立ったままシャワーを頭からかける」が全くできない長男を尻目に次男はさっさとこの問題をクリアー。
2歳も下の弟ができるのに、なんで4歳の兄はできないのかと情けなく思う日々を過ごしました。

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そもそも顔に水がかかるのを極端に嫌がるのは、水がかからないよう守り過ぎてしまったのが原因ではないのか?

もっと赤ちゃん時代から大雑把で良かったのではないのだろうか?

そんな反省を活かし、次男と三男は赤ちゃん時代はあえてぶっきらぼうに洗うようにしました(極端)。

特に三男の赤ちゃん時代のお風呂については同時に長男(当時5)・次男(当時3歳)のお世話もあったので、目に水が入るのを気にしてあげる余裕など1ミリもなく。。。

だいぶヒドイ目にあっていたと思います。

f:id:akasuguedi:20171203162810j:plainそんな三男が学んだのは、目を瞑れば水は入らないし、息を止めれば鼻にも入らなくて済む。ということでした。
頭からジャバジャバやられてもグッと力を入れ堪える姿は滝修行をする僧侶のごとし。
同じ年齢で比べた時に、長男にはない要領の良さが身についているのは当然のことなのかもしれません。


三男2歳8ヶ月。
その逞しさを見るたびに、長男は過保護に育てすぎたなと、新米母ちゃんであった自分の必死さをあたたかな気持ちで懐かしく思い出すのでした。

>>次回エピソード:「できないからお母ちゃんがやって!」を前向きに解決した、『次男ヨイショ大作戦』! by マルサイ

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著者:マルサイ
年齢:37歳
子どもの年齢:7歳・5歳・2歳

子どもたちが寝静まった後の大人のゴールデンタイムに描いた絵日記をインスタグラムに投稿するのが最高の娯楽。趣味は田んぼの生き物を観察すること。単行本「男子が3人います。」(大和書房)発売中!

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