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急がなくたっていい! 試行錯誤した私が見つけた産後トレーニングのベストタイミング byさとえみ

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逆説的ですがそんなこんなをマンガにして描いている思うことは、「今子育てで頑張っているお母さんはこれ以上頑張らなくていい」という事です。

腹筋を戻すためのトレーニングはキツかったし、何故もっと早く運動を始めなかったのか後悔した時もあるのですが、「無理や…絶対そんなん無理やわ」とつくづく痛感。

 

まずは新生児期。
これは出産という一大イベントを経てハイテンションな日々でもあるのですが、体は約9ヶ月間の妊娠と体力のいる出産でぶっちゃけ負傷してます。帝王切開は言わずもがな経膣分娩でもハッキリ言える。あなたは負傷していますよと。それくらい体に負担を及ぼす一大イベントなのです出産は。負傷したら傷を癒す必要があります。
そういう時はなるべく安静にしている必要があります。外に出て空気を吸うのもオススメですが、出産で大量出血した人などは絶対誰か(もちろん大人)と一緒に出かけてください。 

そして新生児期を乗り越えてもまだまだ続く睡眠不足期。
脳はグラングランです。一日中頭をハンマーで殴られているかのようにボーッとし、赤子の泣き声だけに反応するアンデッドと化します。そんな時に筋トレやったり運動したりはハッキリ行って無理です。行き倒れになるオチが見えます。
しかし、ベビーカーを押して散歩は大いにアリです。というかこの時期にベビーカーを持っていると歩きやすいと感じるはずです。ある意味お母さんの歩行器の役目を果たしてくれるベビーカーと一緒に気分転換くらいの意味合いで歩くのはとても良いと思います。歩くと脳にもいいので、ボーッとするのが少しクリアになったりもします。

乳歯の生え始め…は母乳の人は悲鳴をあげる時期でもあります。あまりの痛さに悶絶します。
痛いと母乳の出も悪くなりますが、それはそろそろオッパイがなくても生きていけるかもという赤ちゃんからのメッセージ。遠慮なく離乳について考えましょう。
考えるのに散歩はとても有効なので、たまに赤ちゃんはパートナーに任せて30分くらい一人で散歩しましょう。出来れば空を見ながら深めに深呼吸すると「あ…私まだまだ疲れてるな。パートナーにお願いしてもっと休ませてもらおう」などと考える余裕も出てきます。
そうです。少し休まないと自分が疲れていることすら気づかない…それが産後の「疲れ」です。ツラい。ツラすぎる。

離乳食始める頃〜そろそろ本格的に断乳とかしちゃう?期の赤子は、新生児の頃に比べて想像を絶する重さです。毎日抱っこして脳がグラングランだと気づきませんが、腰や肩や手首や目がもう限界を迎える頃です。これはもう…ただの散歩どころでは疲れを認識することすら難しい。
そこで筋トレを始めます。マッサージに通ってもいいと思います。しかしそこで筋トレをし始めると「私の筋肉…衰えてる…!」とビックリすることが出来ます。

 

そうです。毎日どれだけ赤ちゃんを抱っこしてあやしつづけていても、自分の体自体は運動と筋力不足だったことにこれで気付けます。
ここで無理くり『自分一人の時間を』『定期的に』『作って』トレーニングを始めてください。ここが運命の分かれ道。
赤ちゃんと一緒にやるトレーニングの本もありますが、やはり赤ちゃんと一緒にいる以上気を使いますし、少し赤ちゃんにとって危険です。
その辺も踏まえてパートナーに「一人でトレーニングをする必要がある。そのためにまとまった時間が必要である。このままだと私の体が崩壊する」などと説得して『一人時間』をゲットしてください。お願いしますマジで。そのためならこの記事をパートナーに見せて「ほら!さとえみもこう言ってる!」と言ってください。100%の確率で「誰やねんさとえみって」になること請け合いです。

 

…というような主張を赤ちゃんの発育段階に合わせて表にしてみました。
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さとうの顔を見てください。ずっとつらいママです。もちろん赤子の成長や笑顔はとても素晴らしく宝物のようですが、体に疲労は蓄積されるのです。
①②までは体が負傷しているため回復を待つためにも控えめな運動、③で一気にあらゆる辛さに打ち勝つための運動をする!というのがさとうの考えるベスト産後トレーニングプランです。

もちろん、若かったり、運動していた&運動好き&体力ある方はこの程ではありません。さとうのようにそこまで運動してこなかった人向けです。「自分が出来る!」と思ったらジャンジャン早く速く運動していいと思います。

 

要は自分の頭で考えることさえできれば「産後ダイエットは6っヶ月以内までに」とか「一ヶ月は外にでちゃダメ」とか周りの人の言葉を聞く必要はあんまりないということです。(自分の頭で考えることができない時は寝て回復してほしい。) 
運命のキネジストは骨盤ベルトを使うなと言いますが、たまになら使ってもいいと思います。

 甘いものを食べると母乳がつまるとかよく言いますが、それも絶対ではありません。 
(産後の骨盤の歪みが本当は靭帯や筋肉の問題であるならば「6ヶ月以内に」絶対に元に戻す必要がないが分かるはずです)

その都度その都度自分で考えなければいけないのもツライですが、自分で考えたその先に、自分と自分の子どもだけの育児プランとスケジュールが出来てきます。
それが少しでもあなたとあなたの子どもの笑顔に繋がることを願ってやみません。

 さとうもまだまだ育児の途中でツライことも多いですが、一緒に頑張りましょうね!
<了>

 

 

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著者:さとえみ
年齢:37歳
子どもの年齢:4歳6歳8歳

大阪生まれの大阪育ちで似顔絵師をやっていましたが、今はフランダース地方で白目むきながら三姉妹の母をやっております。日々の生活に追われながらも絵を描くことだけは忘れたくないと時間短縮のためにたどり着いたのはiPad miniでブログ絵を描くこと。考え方のまるで違うシロクマ似の旦那様と元気いっぱいの三姉妹に囲まれて、「パトラッシュ…もう疲れたよ…」と言いながらもブログを更新しております。

ブログ:フランダースの三姉妹 

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