こんにちは。tomekkoです。
歩いたと思ったら走り出し、高いところに登ったりジャンプしたり…動きが活発になってきた次男の横暴っぷりはますます激しくなってきました。
もともと体を動かすよりはじっとして遊ぶ方が好きなおっとり長男にとっては、恐怖の怪獣であろうことは察するに余りあり、見ていてちょっと不憫になるほどです。
なんてったって、なんでもお兄ちゃんと一緒のことをしないと気が済まない次男。
持っているもの、使っているオモチャはことごとく奪い取り、本人は遊びの仲間入りしているつもりですが、明らかに邪魔…
平和主義の優しい長男は、譲ってあげたり、怒っても「次男くんやめて!邪魔しないで‼︎」と口で言うだけ。(でも金切り声が悲痛さを物語る…)
そんな長男が、最近本気でブチギレた出来事がありました。
プラレールで複雑なレールが作れるようになってきた長男が、時間をかけて熱心に作り上げた立体交差。
ようやく出来上がったレールに電車を走らせてご満悦で遊んでいたところに近づく、お昼寝から起きてきた怪獣次男。
お気に入りの機関車を手にすると、お兄ちゃんの電車に正面衝突させた上、力作の立体交差をいとも簡単に踏み壊してしまいました‼︎
「もーーーーー!!!!!」
ついにキレた長男。
恐らく初めて、弟に食らわした報復攻撃の一部始終がこちら。
ちょうど休日で夫や義母もその場にいたんですが、なぜか全員総立ちで長男に拍手喝采。
いや、分かります。
普通なら「小さい子に優しくしなさい!」と叱るべきところですよね。
でも普段、横暴次男にやられ放題で、我慢我慢我慢ばかりだった長男がついに下した怒りの鉄槌。
なのに、怒り狂いつつもちゃんとクッションのある場所とダメージの少ないやり方を選んだ優しさに、周囲も思わず
「長男、よくやった!」
と感心してしまったんです。
次男はちょっと驚いて泣きましたが、もちろん怪我もありませんでした。
長男には、弟に手を上げたことを褒めるわけにはいきませんが、
「長男が嫌な思いをしていたことはみんな見ていてわかっていたし、たまにはやり返したくなる気持ちもわかるよ。ちゃんと痛くならないように気をつけたんだね。」
と声を掛けました。
本人は怒られると思っていたようで、ちょっと拍子抜けしたような顔をしていました。
暴力や、自分より小さい子にやり返すことが良くないことは、本人が重々わかっているのが表情からもよく見て取れたので、そこに関しては言及しませんでした。
ただ、我慢ばかりではなく、自分の許容範囲を超えた時には意志を行動で示すことも必要なんだ、ということ。(もちろん時と場合によります)
そしてそんな時、普段の行いに信頼があれば、その主張を認めてもらえることもある、ということ。
長男はこの一連の流れから、実体験をもって学び取れたようでした。
ちなみに長男、未だにお友達と喧嘩をしたこともありません。
ワタシとしては、できれば小学校に上がるまでに喧嘩をして、仲直りもする、という経験を積み重ねてほしいと思っていました。
そこで、力加減や友達とのやりとりのバリエーションを覚えてほしい…
とはいえ、何をされても言われてもされるがまま、言い返すこともなくやり過ごしてしまう平和主義の長男に無理やり喧嘩をけしかけるわけにもいきません。
でも兄弟との日々のやり取りの中で、少しずつ自分の意志を伝える力や、加減も学んでいるのかもしれない。
長男の珍しいアクションから、また一つ成長を感じた一コマだったのでした。
著者:tomekko
年齢:35歳
子どもの年齢:長男5歳、次男1歳
4歳差の兄弟に日々育てられています。次男誕生を機に、インスタグラムでこそだて絵日記を始めました。ビッグベビーの次男に体力を奪われ、マイペースな長男に精神力を奪われながらも、絵を描く時間が最高の癒し。
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