こんにちは!
シンプルに脚が太い!グラハム子です。
さて、今回は息子が3歳、娘が1歳半の時のお話。この頃ちょうど娘が卒乳し、ようやく私も1人で長時間の外出ができるようになりました。
なので夫に「ずっと行きたかったホテルランチに友人と行きたい」と打診してみると、意外にもすんなりオッケーの返事が。
数年ぶりの自分の時間。育児と離れた楽しいひと時。
リフレッシュして帰ってくると…
そこには寝っころがる夫の姿と、パソコンで動画を見ている子ども達の光景が飛び込んできました。
「え…まさか今日1日ずっとこんな感じだったの…?!」
「そうだけど。」
悪びれもなくしれっと言う夫。正直イラッとしましたが、私も自分の遊びで外出した訳だから怒るに怒れず。変に喧嘩になるのも嫌だったので何も言いませんでした。
また別の日。ちょうどこの頃娘は夜泣きがひどく、一晩中抱っこで睡眠不足でした。
しかしそんなことは当然お構いなしの息子。また当然のように「俺は娘と留守番してるよ」と言う夫。でも無言の私を見て何かを感じとったようで、何も言わず公園までついてきました。
公園に着くと子ども達は砂場で遊び始めました。砂場でおままごとをする2人。見守る両親。…と思いきや、すぐにスマホをいじり始めました。
すると夫は静かにため息をついて言いました。
「一緒に遊ぶっつったってどうやったらいいんだよ。」
「色々あるでしょ!山作って棒倒ししてあげるとかさあ。」
すると夫はすぐに砂場で山を作り始めました。それを見て子ども達も寄ってきました。皆で棒倒しをして遊びました。
そしてその光景を見て私は思いました。
(ひょっとしてこの人は育児のやる気がないんじゃなくて、やり方が分からないのかもしれない)
「ねえトシさん、ちょっと聞いて」
ここの公園での遊び方をザッと説明しました。
毎日公園に来ている私にとってはどれも当たり前すぎるようなことです。でも自分で説明をしてみると、初めての人は分からないかもしれないと気付きました。夫は無表情でずっと聞いてくれました。
そして
1人での帰り道、なんだかここ最近ずっとイライラしていたことを反省しました。
夫だってやる気がなかったわけじゃない。育児のやり方がわからなかっただけ。友人とのランチを快く送り出してくれた時も、娘と留守番していると言った時も、いつも夫なりに私のことを考えてくれていたからこそだったのだと分かりました。
そんな不器用な優しさにやっと気付くことができました。
これ以来、休日は家族全員で一緒に遊ぶ事が多くなり、皆の笑顔もずっと増えました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:グラハム子
年齢:30代
子どもの年齢:4歳と2歳
いたずらっ子で元気いっぱいな兄妹に振り回されているお母さん。堅あげポテトと甘いコーヒーが好き。 家族が寝たあと夜中にインスタグラムで育児絵日記を描いています。
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