私は2度の出産で、2度とも妊娠中の頻尿に悩まされました。
妊娠6ヶ月あたりからだんだんひどくなり、出産するまでずっと続くのです。
子宮が大きくなったことによって膀胱が圧迫されるのは仕方がないこと。「これだって、愛しい我が子が大きくなってる証拠! 素敵なワンステップよ!」と思うべきなのでしょうが、私の場合は結構なストレスでした。
なにしろ、家にいると5分おきにトイレに行きたくなるのです。それも、「ちょっと心配だし行っておこうかな」くらいではなく、「赤ちゃんが今、お腹蹴ったら漏れる!」という感じです。そして、トイレに行ってみると、5分おきに出しているのにそこそこの量が出て、「こんなに出して大丈夫かな…」と心配になるほど。
ただ、私の膀胱も全くへなちょこになったわけではないようで、夜の間は数時間おきのトイレで大丈夫でした。また、車で移動しているときなどは、1時間ほどは意識せずにいられました。
それだけ溜められるスペックを持っていながら、家にいたり、暇になるとガンガン主張してくる「かまってちゃん」な膀胱だったのです。
特にひどかった2人目の妊娠中、トイレのことが気になり寛げなくなった私は、思い切って健診の時に先生に相談しました。
先生は「まあ仕方ないんですよ」という風に笑って、「どれくらい行くんですか?」と質問されたので、「5分から10分に1回くらい…」と答えると、「それはちょっと多いねえ」とびっくりされてしまいました。
普通は、1時間に1回くらいでも頻尿というそうです。ただ、どうにもできないから出産まで我慢するしかないと言われ、あとは尿漏れパッドをあててみんな乗り切っていると教えてもらいました。
「どうにもできないのか…」と思った私は、ではどうやって付き合っていこうかと考えることにしました。そして実践したことが2つあります。
まず、1回1回きちんと出し切ると目標を設定しました。
友人が教えてくれたのですが、全部出したと思っても、少し体を前かがみにしてみると、まだ結構出るのです。このやり方は、腹圧をかけるのが怖くて排尿する時に力を入れられなかった私には、かなり効果的でした。これで絞り出しておくと、なんとなく安心して、トイレの回数が少し減りました。
次に漏れるんじゃないかという不安を解消するために、尿漏れパッドを利用。
薬局には、妊娠中や産後のための尿漏れパッドがいろいろ取り揃えられていました。私はおりものと水分に対応した、多めに吸ってくれるものを購入。とても使いやすかったです。使ってみた結果、気持ちに余裕ができて、ストレスが減りました。
結局のところ、頻尿自体はそこまで改善されなかったのですが、少しの工夫で頻尿と上手く付き合っていくことができました。
出産の直前も、陣痛の間を縫って、ちょこちょこトイレに行ったり、出産直後も動けないうちから我慢できないほどの尿意を感じ、助産師さんにはかなり迷惑をかけてしまいましたが(汗)。
しかも、その1回1回の量もしっかりとあって、本当にどこにこんなに入っているのかしら…と不思議になるほど。
ただ、1ついいことがあったとすれば、頻尿がよりひどかった2人目の時の方が、足のむくみはひどくならなかったこと。これは水分をガンガン出しているからかな~、とひとりで納得していました。
産後はすっかり治りましたし、痛いむくみも回避できて、頻尿もそこまで悪いものでもなかったかも…と、今となっては懐かしんでいます。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:LAN
年齢:30歳
子どもの年齢:2歳、0歳6ヶ月
2人の娘の子育てに、日々奮闘するずぼらママ。できるだけ楽して家事、子育てをできるように、研鑽する毎日です。趣味は漫画、アニメ、ガーデニング。最近は、娘たちの寝かしつけをしながら寝てしまい、夫との会話とアニメを見る時間が減ったのが悩み。ママ年齢はまだ2歳なので、これからの伸びしろに期待。
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