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「赤ちゃんも一人の個人」少し切ない気持ちになった、ベルギーの2冊の母子手帳 by さとえみ

まいどおおきにさとえみです。
時は長女出産の翌日のこと…少しだけほろ苦いエピソードがあったので描きたいと思います。

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ちょっと御用聞きにという風情で、ガラガラとパソコンが乗ったワゴンを押してやって来たのが… さとうが住んでいる地域の小児医療機関Kind&Gezin(キンダ エン ガジーン)からの使者でした。 

  

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訳のわからないうちに質問に答えていると、
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最後に一冊の手帳をもらいました。
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なんでもない手帳です。
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赤ちゃんと子どもの成長を記録する手帳。
検診するときには必ず携帯し、予防接種の証明にもなる大事な手帳。
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しかし、「手帳は母と子どもで一冊」という刷り込みがあるさとうは、
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「もうあなたと赤ちゃんはバラバラになりましたよ」と手帳に言われたような気がして、少し切なくなったのを覚えています。
赤ちゃんに会えてうれしいはずなのに…。
もう別の人間。
赤ちゃんも一人の個人とする西欧州の考えが反映されているなぁとも思います。
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産後のマタニティーブルーの一種かもしれませんが…、その手帳の件は象徴的で、それから何となくでも「この子は自分とは違う人間なのだから自分と同じようなことが出来なくてもそれが普通」などなど、その子自身にフォーカスして考えられるようになってきた気がします。

産後は本当にいろいろと思うことがあり気持ちも忙しかったです。それをうわ回るお世話の忙しさで忘れがちですが…!

そんなエピソードでした。ほなまたね☆

 

 

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著者:さとえみ
年齢:37歳
子どもの年齢:4歳6歳8歳

大阪生まれの大阪育ちで似顔絵師をやっていましたが、今はフランダース地方で白目むきながら三姉妹の母をやっております。日々の生活に追われながらも絵を描くことだけは忘れたくないと時間短縮のためにたどり着いたのはiPad miniでブログ絵を描くこと。考え方のまるで違うシロクマ似の旦那様と元気いっぱいの三姉妹に囲まれて、「パトラッシュ…もう疲れたよ…」と言いながらもブログを更新しております。

ブログ:フランダースの三姉妹 

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