出産とは、未知との戦い…
破水も陣痛も何も分からず、ノープラン、ノー知識で望んだ長女の出産。
何故か「水に浸かっていたら痛みを感じないのでは…」と、陣痛が始まったときにずっと自宅のお風呂に浸かって現実逃避をするためにスラムダンクを読みふけった長女の出産…。
「ヨガの呼吸法をしたら痛みがありませんでした…!」というネットの情報を信じ、肺の息をすべて吐き出すという呼吸法で望んだ次女の出産。(経産婦だからかどうか分かりませんが、痛みは和らいだような…気も…)
余り考えすぎなかったためか特に不安も抱かずに長女と次女の出産に進んだのですが、何故か末っ子の出産だけは「…どうしよう…!!!」と心配になり、ネットで情報を集めまくる日々…
今回は、末っ子の無痛分娩の話です。
とにかく、「痛みが少ない出産を…!」と必死になって無痛分娩ができる産院を探しました。
麻酔なんて全然効かなかった…という話も聞きますが、私の場合麻酔がバッチリ効いて、陣痛中もほとんど痛みを感じず、ただただ漫画を読んで待っていました。
いよいよ子宮口も開いてきたのですが、一向に痛みもなく、いきみたい気持ちも出てこず…。
分娩台に上がって、いきみたくなるまで待った方がいいのか…とずっと座っていたら、担当医の先生がやって来て、
「楽しとったんやから…楽しとったんやからだと…!!!
確かに…確かにあまり痛くなかったが…
それを楽しとっただと―――!!!(ぶちっ!!)」
奥の方で何かがぶちって切れたような痛み…!
これが、産後3ヶ月経ってもズキズキ痛み、3人産んだ中で一番痛い分娩になったのです。
分娩…分娩のときは、ご自身が決めたペースで。
怒りのパワーで産むと…切れます…あちこち…
無痛分娩は、主に硬膜外麻酔と点滴麻酔の2つの方法があるのですが、私が行ったのは硬膜外麻酔の方です。痛いかも…と恐れていた「薬を注入するために背中に細い管を入れる」処置は、先に打たれた麻酔が効いていたのか余り痛くありませんでした。ぐっと強く押される感じです。
無痛分娩は、麻酔が合う・合わないがあるのでリスクも含めて慎重に検討して頂きたいのですが、私にはよく効きました。
4人目を産むとしたら無痛分娩を選びたいです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
>>次回エピソード:ひとりで穴を掘る娘と、ママ友がいない私の“ちょうどよさ” by とけいまわり
著者:とけいまわり
年齢:40代
子どもの年齢:9歳、7歳、5歳
小4長女、小2次女、5歳末っ子の三姉妹の母。40代教育職WM。趣味は囲碁と漫画
生き物、宇宙等、科学の話題が好き。人混みが苦手で一人が落ち着く 。プロフィールイラストは、にゃぐははさん作@hahanyagu
Twitter:@ajitukenorikiti
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