こんにちは、ユーラシアです。
個別面談をした言語聴覚士さんからの勧めで、親子教室に参加することになりました。
(ここでいう親子教室とは、保健センターが主催しているもので、児童心理士や理学療法士など専門家が見守る中、親子で遊ぶ教室です。月2回のペースで、4ヶ月ほど通いました。自治体によって様々だと思います)
教室では手遊びの時間やみんなで自由に遊ぶ時間が設定されていましたが、「もしお子さんが走り回ったり、遊ぶのを嫌がったりしても、注意はしないでください。好きなように過ごさせてあげてください」とお話がありました。
そんな環境だったので、子供が騒いでも「すみません、すみません」と頭を下げる必要もなく、 子供だけでなく親の私達もリラックスして過ごすことが出来ました。
そしてフラットな目で冷静に子供の様子を見てみると、今までとは違う発見が多くありました。
息子がどういう状況だと私に甘えてくるのか、またどういう状況だと落ち着かなくなるのか。
今までは「大人しくして」とか「周りに迷惑が」ということでいっぱいになってしまって、何故そうなるのかという原因や、肝心の息子の気持ちが後回しになってしまっていたんですよね。申し訳なかったです。
健診以来、私はしょっちゅう「言葉をたくさん話せるようになるにはどうしたら」とか、「落ち着きをもって座っていられるようにするには」なんてことを、考えたり悩んだりしていました。
でも、子供の自然な姿を見つめたこと、また心理士さん達のアドバイスのおかげもあり、「どうしたら(私が思い描くように)遊んでくれるのかな」ではなく、 「どうしたら(息子が不安を感じずに)遊べる状況を作れるだろうか? そもそも、息子はどういう遊びが好きなんだろう? 何をしたいと思っているんだろう?」と視点を切り替えることが出来ました。
「問題は子供じゃなく、親の私がどうあるかということ」とか、「子供に自分の都合を押しつけたり、思い通りに動かそうとしてはいけない」とか……頭では分かっていたはずのことを、ようやく落とし込めた気がします。
それと、教室はとにかく「誰のことも否定しない」というスタンスだったので、 私の迷走ぶりについても「初めての子育てて迷ったり悩んだりするのは当然ですよ。頑張ってきましたね!」とめちゃくちゃ肯定してもらえて、メンタルを回復してもらえたのもラッキーでした。
長いダンジョンの途中で、突然HPとMPが全回復されるスポットが現れたような気分です。あれ嬉しいんですよね。現実にも欲しいです。
話がずれましたが、当初親子教室を勧められたときは「うちの子、何かあるのかな……」と不安になってしまったけど、おかげで目の前の子供にちゃんと向き合うという初心を思い出させてもらえました。
悩んだり迷っては軌道修正してくれる周囲に恵まれて、本当にありがたいです。
今後もどうぞよろしくお願いしたいです(全方位に土下座)。
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:2歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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