GCUにいたムスメより一足先に退院して数日。
家の片付けもあらかた終わり、あとは退院を待つだけという頃、手伝いに来てくれていた母がちくちくと何か縫っていました。
小さな小さなミトンでした。わーありがとう、とよく見ると…
材料は一緒にGCUへお見舞いに行った時着たガウンの袖の部分でした。
母が作ってくれたその小さなミトンを見た時、なんだかNICUやGCUで感じた不安や寂しさも、かわいく塗り替えられていくような気がしました。
それまで面会の度に着るガウンは、自分の中ではNICUの厳重さを象徴するイメージのものでした。それが可愛くて軽やかなものに姿を変えた事で、なんだかそのイメージも一緒に可愛く姿を変えてくれたような気がしたりして。
今ではもうムスメが大きくなりすぎて使えませんが、いつかもっと大きくなったムスメに見せたいと思います。
著者:きたあかり
2016年6月にムスメを出産し、生後2ヶ月ごろからインスタで育児絵日記(@kita.acari)をつけています。ムスメの寝顔を見ながら寝落ちするお昼寝タイムが至福。
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