こんにちは、ユーラシアです。
息子が2歳になった頃のことです。
ある日、なんだか右肩に違和感が。ビリビリ、ジンジンして、肩の関節がバネになったかのようで、腕を自由に動かすことが出来なくなりました。痛みはその日のうちにどんどん強くなり、食器は洗えないし、息子を抱っこするにも激痛が走るように。
私は多少の体調不良ならできるだけ自然治癒させたい方なのですが(褒められたことではないですけど)、こんな体では育児に支障が出まくるため、翌朝には整形外科に駆け込みました。
特に打撲などの心当たりもないのに、何故……と診察を受けると、
まさかの四十肩。
まさかの31歳で四十肩。
四十肩=加齢によるもの、と思っていた私は若干動揺してしまいましたが、先生いわく「実は若い人にも意外といるんだよ。腕や肩を酷使する仕事をしている人とかね。 育児もそうでしょ。子供を一日中抱っこするのって、すごい重労働だよ(笑)」。
確かに、毎日子供を抱っこし、カートやベビーカーに乗せたり降ろしたり、時には高い高いしたり……。これで体に負担がかかっていないはずはないですよね……。特に息子は少し大きめで、当時13キロくらいでした。
でも子供の体重に関わらず、妊娠からノンストップで育児し続けている人は誰でも気をつける必要があると思います。慢性的な運動不足とは言え、決して華奢ではない私がなってしまったくらいなので(むしろ肩周りは特にがっちりしているタイプです。まあ筋肉ではなく脂肪ですけど……)。
その後、とりあえず投薬と体操で様子を見てダメなら注射を打つ予定でしたが、幸い症状が軽かったようで(激痛ではあったのですが)徐々に痛みは収まりました。それでも一週間くらいは痛みと戦いましたが。
先生から言われたのは、痛いときは無理に動かさないこと、少し落ち着いたら軽い運動をすること。痛みがある間は、体を前後に揺らして腕を自然に動かす「振り子運動」などが有効だと教わりました(肩~腕には絶対に力を入れない)。
そして予防としては毎日のストレッチ、大事。私は全然やっていませんでした。
痛みが収まるまでは極力抱っこを控えていたのですが、息子からしたら「ある日突然お母さんが抱っこしてくれなくなった」わけで、不安に思ったのかいつもより余計に抱っこ要求してくるし、かといって無理して応じて肩がぶっ壊れたら本末転倒だし、心を鬼にして抱っこ拒否(私が)する日々でした。話せば分かってくれます。嘘です。めちゃくちゃ泣かれました。
その期間はなるべく肩に負担をかけないように……と気をつけながら家事育児しましたが、意識してみると、育児って本当に肉体労働だと改めて気付きました。どんなに気をつけたところで、肩や腕に負担をかけずに育児するというのは無理に近いですよね。これは四十肩にもなるわ~!と納得です。
整形外科の先生やリハビリ担当の男性陣も、「育児は大変だよ」と声を揃えておっしゃっていました。分かってくれて嬉しい……!
育児に関して、精神的なキツさはよく語られますが、実際に体にも少なくない負担がかかっていることを忘れてはいけないと思いました。残りの30代は絶対に肩を守りきる所存です。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:2歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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