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呼吸が安定するまではずっと保育器内でのお世話。NICU入院中の子どたちとの接し方 by ウラク

娘の出生体重は2108g。
息子の出生体重は1902g。
低体重、そして呼吸が少し不安定だったことからNICUの保育器に入っていました。

 

NICUは、新生児たちの集中治療室と呼ばれています。免疫のない新生児たちを治療する空間のため、細菌などを持ち込まないようにルールがいくつか定められていました。

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私が出産した産院の場合ですが、面会できるのは基本的に両親のみ。子どもも入れません。祖父母が2週間に一度、予約をとった日に限り面会できます。

NICUは勝手には入れず、インターフォンを押して中の看護師さんに扉を開けてもらわなければいけません。入退室できるのは朝9時から夜21時まで。入り口の名簿に入退室の時間を書いて記録を残します。

入室のたびに手洗い消毒、予防衣必須で、カメラ以外のものをもちこんではいけないルールでした。医療機器がたくさんあるのでスマホは絶対にNG。とにかく清潔で安全な環境を守るために細心の注意が払われていました。

産院によって様々かもしれませんが、ビデオが持ち込めないのはちょっと悲しかった…。個人情報保護のため、音声が記録できるものはNGというものでした。 動いているわが子を撮りたかったけれど、こればっかりは仕方がない…。(その反動で退院後はビデオ、動画撮りっぱなし)

 

呼吸が安定するまではずっと保育器内でのお世話です。

ミルクを飲ませるもの、ゲップをさせるもの、オムツを替えるのも全部保育器に手を入れて行わなくてはなりません。これがなかなか難しい…。
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手のひらをつったのは人生でこの時が初めてでした。(笑)

 

2日ほど完全に保育器内で過ごしましたが、呼吸が安定してきたら少しずつ保育器の外に出ることができました。

私が一番たのしみにしていたのが、カンガルーケア。肌が触れ合うようにして抱っこします。子どもたちの呼吸が安定している時のみ、30分間カンガルーケアをすることができました。 
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自分の胸のなかで安心して寝てくれているのを見ると、何とも幸せな気分でした。常に一緒にはいられなかった分、この30分は噛み締めるように過ごしました。

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著者:ウラク
年齢:27歳
子どもの年齢:1歳

2015年に二卵性の双子(姉弟)を出産。「双子育児、大変すぎて全然覚えてない!」ということにならないよう、インスタグラムに育児絵日記の投稿を開始。ボールペン1本で綴る双子との毎日を絶賛公開中。
【新刊情報】話題のふたご育児日記が待望の書籍化!『ウラクさんちのふたごちゃん(セブン&アイ出版)』

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