母乳って出産したら自然と出るものだと思っていました。
出産して赤ちゃんも私も必要な処置が終わり、はじめておっぱいをくわえさせた時「あぁお母さんになったんだなぁ」と幸せな気持ちになりました。
ただ全然母乳は出ておらず、助産師さんに「これからいっぱい赤ちゃんに吸ってもらうことで刺激されて母乳が少しずつ出るようになってくるからね」と言われ、はじめて母乳が出ることを知りました。
出産したその日はゆっくり休み、翌日から授乳を開始しました。初めに驚いたのは、新生児の吸う力の強さです。こんなに小さくてふにゃふにゃなのに、ものすごく痛い!(笑)
どこにこんな力があるんだろうと不思議に思いましたが、これが生きる力なのかなぁなんて思いほっこりしていたのもつかの間、母乳が出るように吸ってもらわないと!と思うものの、私のおっぱいが痛みでギリギリの状態でした。
退院後、痛みに耐えられない時や全然おっぱいが張ってない時、また腹持ちがいいと聞いたので夜寝る前などに粉ミルクも併用しながらあげていました。
昼間は1時間おき、夜中も2~3時間おきの授乳で、ちょい飲み寝落ちな我が子。必要な量が飲めているのか不安で、哺乳量が分かるスケールのレンタルの手配もしました。
しかし、スケールが届く前の1週間健診で保健師さんからまさかの言葉が。
「ちょっと体重増えすぎちゃったねぇ。」
どうやらちょい飲みでも必要な量は飲めていたらしく、ミルクで栄養を摂りすぎていたようです。
それから痛みに耐えながら、すぐ飲みたがる我が子におっぱいをくわえさせ続けました。
時にはかさぶたのようなものができたりしましたが、本当に痛くて無理!とか、おっぱいがくたくたになっててもう出ない!と言う時には粉ミルクも使いました。
そしてむかえた1ヶ月健診。
「体重増加いい感じですね!」
その言葉にほっとしました。その後私のおっぱいも強くなり、また我が子の吸い方もうまくなったおかげで痛みは感じないようになっていきました。
産後1ヶ月の自分には考えられませんでしたが、生後4ヶ月の今では飲み始めすぐに口を離すと母乳がピューっと勢いよく出るまでになりました!
もちろん母乳の出方や赤ちゃんの吸い方の得意不得意などの個人差があり、様々な事情から母乳育児を選択しない、できない方もいると聞きます。
ただ、まだ出産すぐで全然母乳が出なくて大丈夫かな?と不安になっている方に私のような人もいると知ってもらえればいいなと思います。
著者:ゆうふう
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