こんにちは、さやかわさやこです。
前回、浣腸寸前のところで話が終わっておりました。
ナゾの痛みに襲われていて七転八倒しているというのに、助産師さんのオススメで浣腸をすることになった私。
ベッドに横になり浣腸され、必死の形相でトイレへゴー。
なんでこんな時に浣腸されなあかんねん…と半泣きになりながらなんとか用を足し、部屋に戻りました。
しかし、浣腸の甲斐もなく、ナゾの痛みに全く変化はみられませんでした。
そうこうしているうちに、母から連絡を受けた夫が病院に到着。
そして、夫が来たのを見計らったのか見計らっていないのかはわかりませんが、助産師さんから衝撃の一言が告げられました。
なんと、この状態で帰れと…
先生が直接診ることもなく、痛みが緩和されるわけでもなく、はっきりとした原因がわかるわけでもなく…これではただ苦しい思いをして意味のない浣腸をされに来ただけではありませんか。
助産師さんの話はこうでした。
「ヘルニアだと思うから、今はここではどうすることもできないから、明日の午前中に整形外科の紹介状を取りにまたこちらに来てください。」
今思えば、原因がヘルニアにほぼ決められているのもおかしいのですが、まさかの事態に疑う余地もない私と夫。
この時もっと食い下がって、救急で連携している大きい病院に連絡してもらうなどしてもらえばよかったのですが、なぜか私と夫はこの帰宅命令を受け入れてしまったのでした。
そして夫が運転してきた車に乗り、実家にもどることに。
車の些細な揺れすらものすごい刺激で、車中でも泣き叫んでしまいました。そして、実家に到着。しかし、実家はマンションのため、エントランスから玄関まで距離があります。
痛みに耐えきれず立つことのできない私は、明るく照らし出されたエントランスでこのような状態に…
ホラー、これ、完全にホラーです。
本家貞子もびっくり。
夫に抱えられ、エレベーターに乗り、マタニティ貞子、なんとか実家に到着。
倒れこむように布団に横になり、私の父と母に状況を説明。
やれ、布団の角度を変えたり、代わる代わるさすってくれたり、少しでも私の痛みが楽になるようみんな頑張ってくれたのですが、痛みはどうにもこうにも治りません。
そしてこのナゾの痛み、お腹の赤ちゃんが動くとものすごい激痛に。
本来であれば嬉しい胎動も、この時ばかりは辛くて辛くて、赤ちゃんが動くたびに発狂してしまいました。
なかなか引かない痛みに家族も危機感を募らせたのか、別の病院に電話をかけて診てくれるところを探してくれました。
そして、今からでも診てくれるという、わりと大きな総合病院が見つかりました。
この痛みが少しでも良くなる可能性があるなら…‼︎ そんな思いで病院に向かうことに。
しかし、あまりの痛みで玄関からマンションの駐車場までの移動すらままならない私。お腹が大きいため、お姫様だっこもおんぶもできない…だけど自力でも歩けない…そこで考えついたのが…
『パソコンチェアに貞子を乗せて運んじゃおう作戦‼︎』
キャスター付きでこれなら移動もラックラク‼︎
パソコンチェアに座って、父と夫に押してもらいながら駐車場を目指します。
ガラガラガラガラと不気味な音を立てながら、マンションの廊下を進む貞子一行。
しかし、普段は気にならない些細な段差もすさまじい刺激に。
段差を通過するたび「お願い!お願いだから揺らさないで!!」と泣き叫ぶ始末。
はてさて、椅子に乗せられ運ばれていくマタニティ貞子の行く末や如何に…
なかなか完結せず申し訳ないのですが、続きはまた次回に…
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:さやかわさやこ
年齢:35歳
子どもの年齢:7歳、3歳、1歳
日々、鬼化が進んでいる主婦。インスタグラムにて育児のことや、育児にまったく関係ないことなどを、夜な夜な描いては投稿しています。ブログ『母ときどき鬼』もぼちぼち更新中です。
インスタグラム:@futomomushi
ブログ:母ときどき鬼
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