子育てをしていると、思い通りにならないことってたくさんありますよね。
たとえば我が家の場合、朝は娘の幼稚園の準備もありバタバタなのに、娘に「このご飯イヤ」と言われたり(昨日は喜んで食べたやん!)、1歳の息子が朝起きてから3度目のおっぱいを要求したり(まだ飲むん!)、授乳した途端に娘が「トイレ一緒に来て」と言い出したり(1人で行けるのに!)、かと思えば息子が「おままごとしろ」と暴れ出したり(本物のご飯食べてくれ!)…。準備が全く進まへん! もう朝からイライラMAX! 雷ドカーン!
そんな中、私なりのイライラの乗り越え方…というか、受け流し方を見つけました。問題は解決しません。あくまでイライラを収める方法です。笑
結論から言うと、
です。
こう書くとなんのこっちゃですね。詳しくご説明していこうと思います。
例えば、ヨーロッパに旅行に行ったとき…チップが必要ですよね。チップ文化に馴染みのない日本人としては「え、どういうこと?」と戸惑います。…が、わからないながら払います。今までの経験にはなかったチップという文化ですが、ヨーロッパの文化や慣習を尊重し、「こういうもん」なので払います。
また、例えば本場の外国料理を食べに行ったお店で、聞いたことのないメニューを頼んでみたとき。運ばれてきた料理が、何だかクサイ…? お店の人に聞いてみると「これはこの独特の風味を味わう料理です。」とのこと。ということで、「こういうもんか」とその風味を受け入れて食べます。そしたら「これはこれであり!」と思えます。
子育ても同じように捉えてみます。
1歳の子が、眠たくて不機嫌になって大泣き。
2歳の子が、パジャマのまま外に行きたいと大暴れ。
3歳の子が、よくわからないけど出先で超不機嫌で怒り泣き…。
親からしたら、
もう本当意味不明ですよね。
そのときに、
「1歳の子はこういうもんやからしゃーない」
「2歳は謎のこだわりがあるもんやからしゃーない」
「3歳、まだまだこういうもんやからしゃーない」
というように、「なんで!?」の気持ちは一旦捨てて、
と心で唱えると、目の前の状況を受け入れられて、イライラが小さくなります。ニコニコ受け入れるのではないです。(そんなんムリ!)感情は置いといて、あくまで状況を認識するだけ。
異国文化に触れたときの「よくわからないけどこういうものらしい」という感覚と同じです。相手を自分の型にはめるのではなく、相手の型を「こういうもの」と認識する感じ。自分がどう感じるかではなく、状況を把握する。
とはいえ「こういうもの」と認めた後に子どもの主張を通していては、社会生活が送れません。我が家の朝の場合、幼稚園に行けなくなるどころか朝ご飯すら食べられへん。 そのため、「こういうもの」と認めてイライラが少し収まった後は…
イライラが少し収まっているので、ちょっと工夫した楽しい方法で子どもに接することができます。楽しい言い方でも、ガミガミ言う言い方でも、子どもへの伝わり方が変わらないなら楽しい方がいいですよね! その方がなんだかんだ物事が早く進む気もするし。
そうやって子どもを騙し自分も騙し、なるべく毎日をスムーズに、心穏やかに過ごしていきたいものです。
(とか言いつつほぼ毎日何かしら雷ドカーン!な我が家です。精進いたします…。)
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、1歳
ひょうきん系の娘イチコ(2014.3生まれ)と癒し系の息子二太郎(2017.2生まれ)を育てている関西人主婦。ブログとinstagramで子育て4コマ&イラストを公開しています。
ブログ:「かぞくばか~子育て4コマ絵日記」
インスタグラム(アカウント:@mochicodiary)
書籍:「育児ってこんなに笑えるんや!」ぴあ出版(6/21発売)
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