子どもが欲しいかどうかについて考え始めて1カ月ほどの頃。
夫と何度も話しているうちに、「自分は子どもが欲しいんだな」という実感がむくむく湧いてきていました。
親子でワイワイしたいとか、親を喜ばせたいとか、色々理由はありますが特に…
夫や親がいつか死んでいなくなってしまう事を考えると、その後も別人とはいえそのカケラが集まって出来た人間が生きて未来を見てくれるのっていいな、と思いました。
「良いものだから存在し続けていて欲しい」という気持ち。それでもなぜか、子どもを作る事が悪いことのような、謎の罪悪感が拭えなくて妊活を始められずに時間だけが過ぎていきました。
なんでだろう…欲しいはずなんだけどなーと思ったままをメモにグリグリ書いていると、ひとつ気付いた事がありました。
夫や親の事は好きだから遺したいけれど、自分のことはそうでもなかったんですね。
子どもを作る事に罪悪感を感じるのは、他でもない自分自身の人生に自信を持てていなかったからなんだな、とその時気付きました。
もし出来が悪くて苦労ばかりの人生だったら?とか、
自分以上に世の中とうまくやっていけなかったら?とか、ネガティブな想像ばかりどんどん膨らむのは、「自分に似たらどうしよう」という不安からくるものだったんだな、と。
本格的に妊活を始めるまでの道のりはまだまだ険しく続いているのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:きたあかり
2016年6月にムスメを出産し、生後2ヶ月ごろからインスタで育児絵日記(@kita.acari)をつけています。ムスメの寝顔を見ながら寝落ちするお昼寝タイムが至福。
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