みなさん、子どものことホメてますか?
的確に、結果ではなく過程を、褒め慣れすぎることなく、他人と比較することなく、自己肯定感や自尊感情が健全に育まれるような、ホメ方してますか?
私?ええ、できてません。
育児本や育児系の記事で「正しいホメ方、NGなホメ方」なんてのを見かけると、「わかってる、わかってるけど、できないんだよ!!」と叫びたくなります。
ホメようとして出てくるのは「すごいね」「できたね」「がんばったね」など定番フレーズでマンネリ化。
伝わってるのか伝わってないのか、子どもの自己肯定感や自尊感情が育めているのか、さっぱりわかりません。
なんせ、基本的にはホメられることなく育ってきたアラフォー世代、めったになかったホメられ経験ですら、今は「NGなホメ方」とされる「結果だけ」「人と比較して」、できなければ全否定でボロカス言われ、努力の過程なんて無視。
そんな「ホメLv.1」のひよっこな私、当然、自己肯定感や自尊感情も低いですから、いろいろ苦労してきて、だからこそ子どもたちには、そこだけはしっかりしたい!と思うのです。
だから私、考えたんです。
まずは、自分で自分のことを、ホメよう、って。
特に、日常的な私の「がんばった!」の中でも、解りやすいタイミング……子どもをホメられた時に。
ホメたらホメる。シンプルです。
「がんばったね~、え~っと、うん、そう、よくやったね!!」なんて、拙くとも子どものことホメられたら。
<ナイスホメ!!よくやった!!>心の中で、親指立ててウインク。
ホメ経験値も、ホメられ経験値も上げることができます。
これを繰り返していくと、次第に、
「おお~!色鉛筆いっぱい使ってカラフル、キレイだね!ママこういうの好き~!できたら壁に飾っていい?」
<超~ナイスホメ!!めっちゃ具体的!!伝わってるよ~!子どもも嬉しそうだよ!>
なんて、ホメ言葉のボキャブラリーも増えて。
少しずつですが、ホメLv.が上がってきているのを、感じています。
特に効果的なのは、夫も巻き込むこと。
夫も私と同じアラフォー世代、やっぱり、うまくホメられない、ホメるの苦手だ、と思っていて、でもなんとか言葉を並べて子どもたちをホメていて。
そんな姿を見たら。
<ナイスホメ!!苦手なのによくがんばってるよ!!すごいよ!!!>
脳内イメージ、ハイタッチ。私のホメ経験値も上がります。
夫のホメられ経験値も上がるからか、最近では、「ママがいつも、がんばってくれているからだよ」なんて言葉が出てきたりして、そんなん、私のホメられ経験値、爆騰です。
そんなパパを見たら、子どもたちも「ママ、がんばってるね」「ママすごいね」と、拙い言葉だけど、いつも私が言ってるような言葉でホメてくれて。
ああ、子どもたちのホメLv.も上がっているんだな。
何より、言われた私「あ、これが自己肯定感ってやつ?」、嬉しくてありがたくて、あったかい気持ちが染み渡るような状態になって。
結果ではなく過程を、人と比較することなく私自身を、ホメられると、こんな風になるんだ。
なんて、この年になって、初めて実感できて。
「ありがとう!!」40数年分の感謝が、湧き出てきます。
この調子で、ホメLv、ガンガン上げていこうと思います。
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著者:うだひろえ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:小1、年中
マンガ家/イラストレーター。愛知県生まれ。2008年『夢追い夫婦』(KADOKAWA)でコミックエッセイデビュー。『誰も教えてくれないお金の話』(サンクチュアリ出版/監修:泉正人)が30万部を超えるベストセラーに。年長男児&年少女児の子育てに奔走する生活を、ツイッターやブログで垂れ流し中。
website:http://umeyon.net
最新刊:「家事も、育児も、お金も、紙に書くだけでお悩みスッキリ!とにかく書き出し解決術!」(KADOKAWA)
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。
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