こんにちは、pikaです。4歳の双子男児を育てています。
妊娠、出産のお話に続き、双子育児について、ふり返ってみたいと思います。
今回は、双子の赤ちゃんへの授乳について、記事にしました。
双胎は早産になりがちです。わが家もやはり、1か月の早産でした。
ふたりの出生体重は、それぞれ2200gずつ。そこから3週間の入院を経て、わが家に帰宅。当初、まだ体重は3kg未満でした。
体の小さい赤ちゃんは、
・体力がない ⇒授乳中もすぐに眠ってしまう
・くちが小さい ⇒うまく母乳を吸えない(サイズ的な問題)
という傾向があります。
わが家も最初の1か月は、ミルクや母乳を飲ませるのにとても苦労しました。
入院中は、きっかり3時間おきにミルクを与えられていた二人。
このリズムを崩したくない一心で、片方が寝ていても起こし、なるべく同じ時間に授乳するよう心掛けていました。(時間がずれるとこちらの休む間がなく、大変なため)
二人同時に授乳できれば、時短になり、お世話をする側にとって負担が減ります。
しかし、首の座っていない赤ちゃんを同時に授乳することは、誰かの協力がないと、なかなか難しいものです。
里帰り中だったので、家族に補助してもらい、同時におっぱいを吸わせることも試みましたが、姿勢の保持が難しく、双子の吸いつきも悪いため、成功しませんでした。
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そこで、双子1~2か月のころは、以下のような形で授乳していました。
・人の手があるときは、大人二人で同時にミルクや母乳を与える。
・自分一人のときは、先に泣いたほうから授乳。途中でもう一人が泣き出してしまったら、泣かせておくか、おしゃぶりを与える(待たせるうちに寝てしまうことも…)
時間はかかるものの、一人ずつ与えるほうが動作としては楽なので、はじめのうちは無理せず、一人ずつ授乳しました。
双子の体重が3kgをこえた生後1か月すぎより徐々に飲む量が安定し、直接おっぱいからも飲めるようになってきました。
一卵性の双子ですが、それぞれに好みがあり、一人はおっぱいから母乳を、もう一人は哺乳瓶に入れてミルクか搾乳した母乳を、それぞれ同時に与える、というスタイルが定着しました。
粉ミルクのよいところは、人手があるときは誰かにお願いできる、というところです。
わたしもなるべく母乳を与えようと、二人が3か月を過ぎるころまでは頑張って搾乳していましたが、二人分の授乳+搾乳+器具の消毒、という一連の動作がそのうち面倒になり……。
母乳は直接飲める分だけ、あとはミルクでOK。なんなら余ったミルクも双子でお互いにシェア。任せられるときは家族に任せて、とにかく出来るだけ手を抜く!という方針にしたところ、すこしだけ休める時間がとれ、助かりました。
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また、おっぱいでの同時授乳がむずかしかった時期も、哺乳瓶での同時授乳は比較的やりやすく、そういった意味でもミルク(哺乳瓶)には助けられています
タオルでうまく固定することで、一人で飲んでもらうこと(自動授乳/セルフ授乳/タオル乳などと呼ばれています)もできる哺乳瓶。わが家では寝る前に、軽量した粉を哺乳瓶に入れ、電気ポットの前に整列させておきました。夜の双子授乳を支えた、頼もしい仲間たちです。
ミルク寄りの混合栄養で大きくなった二人ですが、今では「風邪に強い、いつも元気な双子」として周囲に認知されています(笑)
ミルクか母乳か?授乳していた当時は、自分にとって大きなテーマのひとつでしたが、成長してしまえば、どちらでも変わらないし、思い返すこともないな~と、今となっては思います。
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著者:pika
子どもの年齢:3歳双子
2014年5月生まれの双子を育てています。産科ではありませんが医療職をしています。「妊活ブログ」・「双胎妊娠ブログ」を経て現在は双子育児4コマ漫画ブログを運営中。
ブログ:「ふたご絵日記」
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