こんにちは!4歳息子、3歳娘の母、グラハム子です。
先日わが子たちの幼稚園で運動会がありました。
比べないようにはしているけれど、周りの子を見ていると少しだけ脳裏によぎる我が子への期待。
そんなことを考えていると、ふと娘が生まれた時のことを思い出しました。
娘が生まれた時は、少しだけ大変でした。
お腹にいた時は分からなかった先天性の異常があったからです。
先生からは「遠くの大きな病院を紹介する」だとか 「すぐに手術が必要」「後遺症がどうたら」だとか 様々な説明を受けました。しかし私達夫婦は全く取り乱しませんでした。 (私達よりもお互いの両親の方が取り乱していました。)
私達はそれよりも、生まれたばかりの娘がとにかく可愛くて大切でした。私が泣くこともありませんでした。それどころか、大部屋だったので、赤ちゃんに黄疸が出て泣いていたママさんを励ましたりしていました。
退院する日の朝に1度だけ、皆に見られないようにカーテンの中で少し泣きました。
でも(きっとこれは産後のホルモンせいで涙が出ているんだな)と思いました。
娘の手術の時、「麻酔から覚めてもしばらくはボーッとしていると思います」と言われたのに、目覚めた瞬間に満面の笑みを浮かべた娘を見て、「この子はただ者じゃないね」と夫婦で笑いました。
あれから3年。
あの時は「生きてくれているだけで充分」と本気で思っていたはずなのに、 今ではつい子どもに期待してしまって、私もすごく贅沢になったもんだなぁと思います。手術後の今の元気な姿に見慣れてしまって、だんだんと欲深くなってしまっているのでしょう。
もちろん人より優れている事があるのは良いことだし、子ども本人の自信にもなるはずです。親だってそりゃあ、ないよりはあった方が嬉しい。
でももし優れている事がなくたって、別に良い。普通で良い。例え苦手でも、本人が頑張っているならそれでもう充分。親はその頑張りをサポートしてあげれば良いのだと思います。
そんな事をぼんやりと考えながら、久しぶりに子ども達を抱きしめて眠りました。
著者:グラハム子
年齢:30代
子どもの年齢:4歳と2歳
いたずらっ子で元気いっぱいな兄妹に振り回されているお母さん。堅あげポテトと甘いコーヒーが好き。 家族が寝たあと夜中にインスタグラムで育児絵日記を描いています。
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