イチコは4歳。よく「天使の4歳」と聞きますが、イチコも4歳半ばを過ぎ、格段に聞き分けが良くなりました。
ちゃんと説明すれば大人の事情もわかってくれるし、状況を見て我慢できる場面もグッと増えました。
そしてそれに比例して、私のイライラも減りました…。ありがたや!
ところがある日、夕ご飯のときのこと。
テーブルを見たイチコが…
突然ブチ切れ。う、嘘やん。
確かに数日前にさつまいもご飯を食べたがっていたんです。なので、前日にさつまいもご飯をしたところ。イチコはお代わりまでして、お弁当にも入れたので、もうそのリクエストには応えたものと思っていたのですが…まだ食べたかったようです。どんだけ。
ただ、今はブチ切れのイチコですが、天使の4歳…言い聞かせたらわかってくれるはず。
私「昨日食べたやん?」
イチコ「さつまいもごはん!」
私「お弁当にも入れたし、お母さんもういいかなと思ってん」
イチコ「さつまいもごはん たべたかった!」
私「お父さんは白ご飯がいいし、また順番でしよ?明後日どう?」
イチコ「いま たべたい!」
何このさつまいもご飯娘。
この後も何とか席に座ったものの、「さつまいもごはん!」と主張してご飯は食べず、さらに「こんにゃくはちょっときらい!」(本当は好物)、「お肉かたい!」(そらすいませんね)と、何やかんや難癖を付けてきて…。私もイライラMAX!
するとイチコが「塩昆布ご飯にする」と言い出し、私はイライラしながら塩昆布を取りイチコのご飯にオン。イチコは塩昆布を(本人曰く)綺麗に並べご機嫌に。ご飯を順調に食べ始めました。
私は先に食べ終わり、ご飯の片付け。イチコはご機嫌になっても、私はイライラが収まらず仏頂面で片付けをしていました。
すると食べ終わったイチコが「イチコ早く食べ終わった?」と聞いてきました。いや、あんだけグズっといて早いわけがない! 「さつまいもごはん食べたいって喚いてた分、今日は早くないよ!」と私が答えると、またイチコブチ切れ。「早いって言ってほしかったぁ〜!!!」と喚くイチコ…。何だこの負のループ。
その後、イチコは台所から離れたソファでなんやかんやグズり…私は片付けが終わりに差し掛かる頃、やっとイライラが収まってきました。そこへイチコがやってきました。
そして…
と爆泣き。
そのセリフにショックを受けました。
「さつまいもご飯食べたいって無理言ってごめん」でも、
「その後もグズグズ言ってごめん」でも、
「ご飯早く食べ終わったって言えって言ってごめん」でもなく、
「お母さんが怒るようなことしてごめん」。
イチコが泣くほど怒ってたのか、私。
私がなんで怒ってるか、イチコがわからないような怒り方してたのか、私。
そもそもこんな大泣きするほど悪いことをイチコはしたのか?
感情的に怒らずに叱る、何がいけないのか説明する、イライラを引きずらない…そうしたい思いはあっても、実行できていないことを痛感しました。
イチコには、どういうことをしたら周りの人が不快に思うのかを知ってほしいし、それをしてしまったのなら反省してもらいたい。でも決して、悲しませたいわけでも、泣かせたいわけでもありません。イチコが幸せに過ごすために、叱るんです。
そして今まで同じようにイライラしていても何も気にしていなかったイチコですが、大人の事情や聞き分けが良くなってきた今は、私のイライラもしっかり感じ取るようになっていたことに驚きました。
大泣きするイチコに「お母さんも怒りすぎちゃってごめんね」と謝り、しばらくハグして仲直り。
落ち着いてから、私が怒った理由を落ち着いた口調で説明しました。泣かずに聞いてくれたのでわかってくれた…はず。
「お母さんもイライラしないように気をつけるね。怒らずに説明するね」という私の反省点と、「イチコのことが好きだから叱るんだよ」ということもイチコに伝えました。
「怒るではなく、叱る」。今の私にはまだ難しいですが、イライラをなるべく抑えつつ…抑えられなくても子ども達に悟られないよう気をつけつつ、事実や愛情が伝わるような叱り方をしたいです。がんばります!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
年齢:30代
子どもの年齢:4歳、1歳
ひょうきん系の娘イチコ(2014.3生まれ)と癒し系の息子二太郎(2017.2生まれ)を育てている関西人主婦。ブログとinstagramで子育て4コマ&イラストを公開しています。
ブログ:「かぞくばか~子育て4コマ絵日記」
インスタグラム(アカウント:@mochicodiary)
書籍:「育児ってこんなに笑えるんや!」ぴあ出版(6/21発売)
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。