こんにちは、ユーラシアです。
おもちゃを買うタイミングやハードルって各家庭それぞれあると思うのですが、我が家は一人っ子ということもあり、これまで欲しがったおもちゃは割とポンポン買い与えていました。と言っても高額なものではなく大抵は安いものでしたが、欲しいと言われると「まあいいか~知育にもなりそうだし~」と、おもちゃを買うハードルはかなり低かったと思います。
「いらない」!! 買って数日も経ってないのに!
お店でのあの熱心なプレゼンと、「ずっと大事にする」宣言は何だったのか。
>前回エピソード:イライラッとしてしまうのは私の心が狭いから? そんなある日、夫が… by ユーラシア
そんなにあっさり捨てていいと言うなんて…
簡単に買い与えてしまってることに加えて、息子はたぶん元々飽きっぽいところがあるので、ねだられて買っても結局こんな感じで数日でポイ。おもちゃ箱の底の方に沈んで行って、存在を忘れてしまいます。
また、安価なおもちゃをちょこちょこ買い与える内に家の中がそんなんでいっぱいになってしまって、少し整理したいから声をかけると、
「すてていいよー」! あっさり!
いや家を綺麗に保ちたい親としては助かるっちゃ助かるんですけど、せっかく買ったものをそんなにさらっと手放されるのもちょっと複雑です。
あんまり買い与えすぎて一つ一つを大事にしないようになってしまったのか。物を大切にせず、欲しければ親にねだっていらなくなったらポイすればいいと思う子になりつつある? このままじゃ、ドラマに出てくる金持ちのドラ息子のようになってしまうのでは……!?(あいにく、うちはお金持ちではありませんが……)
ボロボロになっても大好きだった、ダンボールパーキング
ところがある日のこと。うちは通販をよく使うので常にダンボールがいっぱいあるのですが、夫がダンボールで簡易的なミニカー駐車場を作ったところ、息子は大喜び。決して手の込んだものではなく、ダンボールにクレヨンで絵を描いただけのものだったのに、「〇〇くん(息子)パーキングだ!」とはしゃいで何時間も遊んでいました。
しかもダンボール(〇〇くんパーキング)がボロボロになったので処分しようとすると、
泣きながら「すてないで!」と、〇〇くんパーキングへの情熱を語るではないですか。
こんなの初めてかもしれません。苦労して作った(※ダンボールを切って絵を描いただけ)親の思いが伝わったのかなと嬉しくなりました。ボロボロのダンボールが部屋に鎮座しているのは複雑なところではありますが……。
電卓で広がる、無限の世界…!
さらに後日。100円ショップで電卓をねだられ、「なぜ電卓……?」と訝しみつつ買ってあげると、それを電話に見立てたり、お買い物ごっこでレジのバーコードリーダーに見立てたりと、遊びによって様々な使い方をしていました。
そんな姿を見て、子供っておもちゃがなくても割と遊べるものなんだなと気付かされました。
知育や家で楽しく遊ぶためにおもちゃが必要だと思い込んでいたけど、遊び方が決まっていないダンボールなどから発想を広げていくことも立派な知育なのかも。「これで何を作ろうかな」と考えるの、すごく楽しそうです。
今後も、あまり安易に買い与えず、ときには一緒に作ったり他の物で代用するなどしていきたいなと思いました。何でも買ってもらって当然と思われたら困りますしね。 とは言っても我慢させすぎて悲しい思いもさせたくないので、バランスをうまく取りたいところです。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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