午前中には元気に心臓を動かしている様子を確認できていたはずなのに、なんと午後ついに大量の出血とともに我が子が出てきてしまいました。
前回のエピソード:大量の血とともに手のひらに出てきた小さな塊。それは間違いなく我が子でした by 育田花
流産してしまった数分ぼんやり我が子を眺めていましたが急にここでぼんやりしたままではいけない!とすぐに次の行動に出ることにしました。
全ての感情に蓋をした感じ…だったと思います。
まずは産院に連絡し、どのようにしたらいいか指示を仰ぎすぐに産院へ向かいました。
たまたま赤ちゃんが手のひらに落ちてきてくれたので、今回は赤ちゃんを包んで連れてくるように言われました。
産院に着いてすぐに赤ちゃんと思われる塊をみてもらいました。そして数分後、やはりその塊が赤ちゃんであることが確認できました。
後は子宮の収縮を促す薬の説明を受けたり、2週間後に再検診して子宮の中に残渣物が無いかの確認を行います…等かなり淡々と説明されました。
渡した赤ちゃんは手元に戻ってきませんでした。
夫が仕事を切り上げて迎えにきてくれたのですが、「ひとりにさせてごめん、不安だったね… 」と声をかけてくれた瞬間、一気に感情が吹き出してしまいました。
なんで午前中には元気だったのに、午後お腹から出てきちゃったんだろう…
それだけを繰り返して延々と車の中で泣き続けました。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
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