温泉がたくさんある地域に住んでいた頃、週末などに家族で色々な温泉に行っていました。
長男は年中さんあたりからお父さんと一緒に男湯へ入ることにし、その分、私が次男を連れて一緒に入っていました。
小さい子どもとの入浴は大変なことも多々ありました。一瞬目を離した隙に脱衣所から外へ行ってしまったり、色んなお風呂に入りたくて移動してばっかりだったり…
ゆっくりできるのは稀な方。
でも…
男の子ですから、いずれこちらにはいられなくなります。いずれ…あと何年だろう?いつ頃男湯に行かせようか? なんて思っていたのですが、その日は思ったより早く訪れました。
それは、次男が幼稚園に入園する直前のこと。
脱衣所に入ろうとしたところで違和感を覚えたらしく、反対方向へ走り出してしまいました。まだ3才なのに、「ここは僕の入る所じゃない」と認識したようです。
その場で夫に電話をし、連絡が取れたので男湯の方へ連れて行ってもらいました。
この日を境に、家族で温泉に行っても私はひとりぼっちで温泉につかっています。子供のお世話をしなくていいので思いっきりくつろげて楽なのですが、それはそれで寂しい。
いつかこういう日が来るとは思っていましたが、こんな早く一人になるとは思いませんでした。「今日で最後」と噛み締めることもなく突然の一人温泉。
子育てっていつもこうですよね。子供の成長スピードが速すぎて、親だけが取り残されてしまう。成長が嬉しい反面、寂しさが残る温泉の思い出となりました。
もう気持ちを切り替えて、今はのびのびと温泉につかっています(笑)
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ゆむい
年齢:30代
子どもの年齢:6歳・4歳
イラストレーター。やんちゃ盛りの兄弟の様子をほのぼの漫画で描いています。
ブログ:ゆむいhPa 〜過激♡でマヌケな兄弟育児〜
ツイッター:@yumuihpa
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