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「けっこんする!」とまで言っていたはじめてのお友達。久しぶりの再会は… byユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

私は息子が0歳の頃から、近所の児童館に週数回通っていました。

それなりに顔見知りができましたが、それはあくまで私の話し相手であって、息子は一人で遊ぶのが基本でした。1歳や2歳だと、まだ他の子と一緒に遊ぶ感じでもないですし。
 

そんな息子に初めてのお友達ができたのは、2歳半頃のこと。

たまたま同じ日に遊びに来た一個上の女の子、Aちゃんでした。当時息子はまだそれほど流暢には喋れず、3歳すぎのAちゃんの話し相手としては不十分だったと思うし、実際Aちゃんの言うことを半分も理解できていなかったと思います。

それでも構ってもらえて喜ぶ息子を、Aちゃんは弟のように可愛がってくれました。

息子は児童館の日になると「Aちゃん来るかな?」と朝早くから急いで支度をするようになりました。Aちゃんとの出会いは、単調だった息子の毎日を変えてくれたんだと思います。
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児童館では手を繋いでおしゃべりしたり、追いかけっこしたり、おままごとしたり。友情を深めて、最終的に「けっこんする!」と言い合っていました。
(結婚なんてどこで覚えたのか……。Aちゃんの親御さんは、笑いつつも胸中複雑だったかもしれません……)


大好きなAちゃんは幼稚園へ

そんな二人にもお別れのときがやってきました。4月からAちゃんが幼稚園に入るためです。

私は息子が「Aちゃんロス」になってしまうんじゃないかと心配で、2月頃から徐々に「Aちゃんはもうすぐ幼稚園に入るから、児童館には来なくなるよ」と伝えていました。

でも息子はどこまで理解していたのか……3月末に児童館の卒業を祝う会があって、Aちゃんと会えるのはそれが最後だったのに、その日も二人はいつもと変わらず笑いあっていました。
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そして4月。

息子は「Aちゃんが来ない」ということをやはり理解しきれておらず、児童館に行く度に「きょうはAちゃんいないね」と不思議そうな顔をしていました。

新しいお友達ができればよかったのですが、残念ながらこの年度は児童館に来る子が例年より少なく、息子が仲良く遊べる年齢の子がほとんどいませんでした。

だから息子はいつまでもAちゃんのことが忘れられず、Aちゃんに会いたい、とこぼしていました。
(Aちゃんのお母さんとは連絡先を交換してあるので、会わせることもできるのですが、向こうは幼稚園に通ってるのでなかなか都合が合わず……)


待望の再会!けれど…

Aちゃんが児童館を卒業してから数カ月が経った頃のことです。幼稚園が振替休日になったと、Aちゃんが久々に児童館に現れました。

私は「わー、きっと息子が大喜びするぞ」と嬉しく思ったのですが、いざ二人が顔を合わせると、f:id:akasuguedi:20190327130406p:plain
まさかの無言。

二人とも特に反応を示さず……まるでお互いの存在を無視するかのように離れて遊び始めました。

最初は照れてるのかな?と思い、Aちゃんのお母さんとこっそり様子見していたのですが、しばらく経っても触れ合う様子は一切ありません。結局一言も交わすことなく帰る時間になってしまいました。

帰ってから息子に話を振ってみましたが、いまいち本心は見えませんでした。会わないことが当たり前になっていたから、もう「お友達」じゃなくなっちゃったのかな、と何だか切なかったです。

 

神様にお願いした「また会えますように」

しかし、それからさらに半年以上が経ったある日のこと。偶然、縁結び神社の前を通りました。

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「大好きなお友達と仲良くなれますように」とか、そんなことを神様にお祈りするところだよ~という説明をしたのですが、

それを聞いた息子は
f:id:akasuguedi:20190327130646p:plain「またAちゃんと会えますように」……。

もう長いこと会ってないし、息子がAちゃんの名前を出すこともほとんどなくなったのに。息子の心の中にはAちゃんが残っていたんだなあ、とジーンとしました。
(じゃあ何で久々に再会したときあんなに無反応だったのかは、謎のままですが……)

 

幼稚園でもこんな風に心を通わせられるお友達ができたらいいな、と願っています

……と思っていたら、プレ幼稚園で早速、お友達を作って帰ってきました。早い! そして何故かまた女の子! また結婚するとか言い出しませんように……!

 

 

 

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:3歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

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