こんにちは。石塚ワカメです。
フリーダムすぎる小1男児と2歳女児、激務で影の薄い旦那と余裕なく暮らしています。
人類の最も自然なお産の方法である経膣分娩を経験できるけど、私にはいろいろと無理があるVBACか、比較的安全だけど経験上できれば避けたい帝王切開か…
先生は「切る直前まで迷っていいよ」と言っていたけど、帝王切開となるとヘルプの先生の手配もあるので申し訳ない。
スーパー優柔不断ゆえになかなか決められず、私がとった選択肢とは…
母が決められなかった決断を、ある意味お腹の赤ちゃんに託したわけではありますが…。
さあ、方向性は決まった!
正産期に入ってからは、お産が進みやすくなると聞く雑巾がけやウォーキング、スクワットや階段の上り下りに励みました。
しかし、赤ちゃんはなかなか下りてきません。
しかも保育園のママさんから「あまり気合いれてスクワットやりすぎると、筋肉痛でお産のときうまくいきめないよ」と言われて愕然!すでに筋肉痛になっていたので少しセーブすることに。
ほかにも、藁にもすがる気持ちで、陣痛ジンクスのある焼き肉やカレーを食べるも、屁が臭くなるばかりで赤ちゃんはなかなか下りてきません。
数々の予言めいた発言をしてきた息子に、赤ちゃんはいつ生まれるかと問うと…
と、つれない返事…。
しかし、お腹での発育がかんばしくなく自力で生まれてくる元気がなかった息子の妊娠時には感じられなかった、子宮口をグリグリされるような股の痛みや、恥骨痛や前駆陣痛らしき痛みなどを感じられて、たしかに分娩日が近いことが実感できます。
陣痛は夜中から明け方に来ることが多いと聞いたこともあり、毎晩ドキドキして床につきますが、夜中に出るのはやはり屁ばかり…。
そうこうしているうちに手術予定日まで3日を切り、遠方はるばる義母がヘルプに来てくれました。
家のなかや息子の保育園の送迎方法などをひととおり説明し、陣痛が来たときの対処方法などを話していると、義母が言いにくそうに「実はなぁ…」とある衝撃的な話を始めました。
若い頃から看護師をしていた義母は、なんと玄関先で出産してしまったご近所さんの赤ちゃんの応急処置をしたことがあるとのこと。「まあ応急処置って言っても、へその緒切ったり赤ちゃん包んだだけじゃけどな。お産の専門的な知識もないし、ウン十年も前のことじゃから大きな声で『任せときなさい』とは言えんけど、いざとなったらこのバアさんが何か役に立つかもしれんっていう安心材料にして」とのこと。
うぉぉぉ!ありがとうお義母さん!
頼りになるよお義母さん!
その日の夜は、近所に住む実母も呼んでみんなで夕飯を食べました。ちょっと前まではほぼ母子家庭だったのに、介護が必要になって近所に呼び寄せた実母と、産前産後のヘルプに来てくれた義母と、賑やかな食卓。息子は「かぞくがいっぱい!」と嬉しそう。
そしてあと数日すると、更にもう1人新しい家族が増えるのだ。
もう無事に赤ちゃんが生まれてきてくれれば、出産方法なんてどうでもいいじゃないか。
いやでも…やっぱりVBACがしたい!
と、今日もスクワットに励むワカメであった。
次回へ続く!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:石塚ワカメ
年齢:アラフォー
子どもの年齢:7歳男児、2歳女児
余裕のないアラフォーがフリーダムすぎる子どもたちの成長を絵日記ブログなどで綴っています。著書は「毎日が育ジーザス!!(主婦の友社)」など。
Twitter:@WakameEnk
Instagram:wakameenk
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