こんにちは。tomekkoです。
突然ですが妊娠中、マタニティマークって付けていましたか?
ワタシ自身は長男妊娠中は電車通勤していたので携帯していて、席を譲っていただいたり海外の方から不思議そうにしげしげとマークを眺められたり(ほっこり)とありがたいお守りのような存在でしたが、かえって嫌な経験をした方も少なくはなく、自分の状態を周囲に知らせるマークについては意見が分かれるところだと思います。
でもね、マタニティマークだけでなく、見た目には分からないけれど本当は困っている人、周囲の理解や配慮が必要な人が視認できるマークって、ワタシはやっぱり必要だと思うんです。
今回は、ワタシ自身の体験談ではありませんが、一つの「マーク」について、より多くの方に知っていただきたいと思い、書いてみました。
「ヘルプマーク」ってご存知ですか?
実は先日バスに乗った際、優先席のマークのところに新たに追加されているマークを発見しました。
「あぁ…ヘルプマークってやつかな?」
なんとなく見たことはあり、名前も知ってはいたけれど、これまで実際に付けている人は見たことが無いし、具体的にどんな方が対象になっているのかもよく知りませんでした。
だからその時は、ふーん、そういうマークもあるんだねぇ、ぐらいしか感じなかったんですが。
何のご縁か、ちょうどその数日後にあるフォロワーさんからメッセージをいただきました。
「ヘルプマークの認知拡大に協力してもらえませんか?」
その方は、自閉症のお子さんをお持ちです。
3歳になるのですが、発達は1歳半の子と同程度で発語も無いため、公共の場での行動に周囲の理解が得られず、親の躾を疑われたり舌打ちされたりと、悲しい思いをされてきたそうです。
外見からわかりにくい障害のために、社会の風当たりまで強くては、外出するのも億劫になってしまいますよね。
そこでこのお母さんは、外出の際に子どものカバンにヘルプマークを付けているのだそうです。とはいえまだまだ認知されていないため、付けていても配慮してもらえないことも多いそうです。
かくいうワタシもよく知らない1人でした。
だから、これを機に学ばせていただきました!
これがヘルプマーク。
見たことはあるよーって方も多いんじゃないでしょうか。
では、どんな人が対象になるのか、知ってますか?
知的障がい、自閉症、パニック障がい、内部障害、難病、妊娠初期、人工股関節などなど、外見からわからなくても援助や配慮を必要としている方が大勢います。周囲に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるように作成されたマークなんです。
ヘルプマークをつけている人を見かけたら、電車やバスでは席をゆずったり、困っているようであれば声をかける等の行動をとるといいそうです。
ヘルプマークの配布場所は自治体によって違うので、お住まいの地域のホームページなどから調べてみてくださいね。
今回のバスの中の出来事で、一番してほしい周囲の対応は、何よりも
「優しい気持ちで温かく見守り、大丈夫だよ、と声をかけてくれる」
ことだと、このお母さんはおっしゃっていました。
状況が分からず泣き叫んでしまったり、動き回ってしまう子もいるでしょう。公共の場で、他のお客さんの迷惑になってしまうこともあると思います。
それがわかっていても、やむを得ず外出している保護者の方の気持ち。
子連れの外出で不安や嫌な思い、誰しも一度はしていると思うので、あのやるせない気持ち、針のむしろに座るような思い、想像できますよね。
だから、何もできなくても、そっと近くで微笑んでいるだけでもいい、一言「気にしないで」「大丈夫ですよ」と声をかけるだけでも…
そうして、どんな子にとっても、その保護者にとっても温かく優しい場を作っていきたいですね。
今回つくづく感じたこと。
妊娠中も今も、ワタシは病気や障がいについては、いつ、誰が(大人も含めて)どうなるかなんて分からないんだ、人ごとではないぞ…と心に留めているつもりでした。
でも、実際にその立場になっていないとなかなか「敢えて知ろう」という行動に繋がらないものだなぁ、と反省しました。
自分や我が子が困っている時にしてもらいたいサポートや場作りを、主体的にできるような人になりたい。いや、なろう!
著者:tomekko
年齢:37歳
子どもの年齢:長男6歳、次男2歳、三男0歳
6歳おっとり長男、2歳もっちり次男、たぶんあっさりな生後4ヶ月の三男という、男子三兄弟に日々育てられています。いつも眠い夫にちょっとイラつきつつ、ドタバタな毎日の様子を描いた育児絵日記をインスタグラムに投稿するのが楽しみ。
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