臨月に入り、卵膜事件も問題なく落ち着き、いよいよ出産か~と楽しみに思う反面、不安に駆られるのは出産。
今日は予想以上に陣痛に苦しんだ結果、直前で分娩方法を変更したお話です。
鼻からスイカとはよく言ったものですが
なんせ初めての妊娠、初めての出産。
どれだけ痛いのだろうと妄想は広がるばかり。
寝る前に検索を繰り返し、恐怖で眠れなくなったこともしばしば…(笑)
そんななか、高校時代の友人たち(子持ち)と集まった際、出産に恐怖を感じていることを打ち明けると意外な体験談が…
N美「みんな壮絶に語るけど、私、大したことなかったよー。
強がりとかじゃなくて本当に。そりゃ痛いには痛いけど、思ったより平気だった、
なんてゆーか生理痛のひどい時みたいな感じ?」
「えっっ?なんだって?たいして痛く無いだと?」
一同騒然。
確かに思い返せば高校時代、
生理痛といえば=N美と言うほど私たちの中では周知の事実であり、3年間同じクラスだったN美は月のものが始まると机にうつ伏せになり、カイロを持ち、腰にジャージやセーターを巻き、毎月青白い顔で毎月数日間過ごしていました。
生理痛とは無縁だった私には、何がそんなに辛いのか全く分からず…
「ほほう、生理痛の酷いレベル…」と呟く私に
「待って!全然そんなことないから!!超痛いから!!」
「そうそう!大げさに考えていた方が思ったより痛くなかったなって思えるし、
引き続き超痛いって思ってた方がいいからね!!!!」
「N美が特殊なだけだから!!!!」
と、N美以外の経産婦たちから必死の訂正。
しかし内心、
(うん、人によって感じ方が違うのかも!!わたしも痛さに結構強いし、
ひょっとしたら案外平気なんじゃない?)と物事をなんでもゆるい方向へ考えがちないつもの癖が…(とまぁ、お察しのように後で痛い目を見るのですが)。
そしてついに来たる39週…
んんっ??
ついにキタキタキターー…
こっこれが陣痛か??
おしるしの翌日、ついにわたしにも陣痛がきました。
お腹…というより腰がとにかく
ずーんと重く…痛い
痛い!!
痛い!!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!
えっ?!話が違う!
全然痛いやないかーーい!!
骨盤から下腹部からお尻から腰から痛いのなんのって…
こんなに痛いってことある?
陣痛の段階で笑っちゃうほど痛いんですけど!!
私、出産大丈夫??
「案外痛くなかった」という友人の言葉を鵜呑みにしていた為、
心の準備が全く出来ておらず、あまりの痛さに頭が真っ白。
とりあえず旦那は仕事で帰国できないし
私、出産大丈夫???(2回目)
こうして陣痛が痛すぎて結局子宮口が開ききるまでに2度嘔吐…
嘔吐しながら頭をよぎったことは
「N美の生理痛って…どんだけ…すげえよ、N美…」
彼女を尊敬しつつも、結局私は痛さに耐えきれず、
また前駆陣痛を含め陣痛が長すぎて母子ともに負担なのでと
促進剤+和痛分娩に変更してもらうことに。(和痛分娩の話はまたの機会に)
自分は痛さに強いなんてどの口が言ったものか。
とはいえ、やはり陣痛・出産の痛みにも個人差があるのだということを
身をもって知ることとなったのでした。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:mito
年齢:30代
子どもの年齢:1歳6ヶ月
インスタグラム:@sitter_nico
ブログ:意識低い系妻のワンオペ育児
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