こんにちは。ひょうきんだけども慎重派な3歳の息子を育てているすずかと申します。
『こんな名前がいいなぁ』
私には息子がお腹にいる時から、つけたい名前がありました。
なんてやりとりがあったのに、いざ臨月に入るとパパがこう言いました。
二人の息子だし、パパも色々考えているのかと思い「わかった」と私は頷きました。
しばらくして、無事息子が誕生しました。
名前はまだ決まっておらず、胎児ネームの「まめた」をそのまま使用していました。
ふにゃふにゃで小さくてお豆みたいだったので、まめたという名前は息子にしっくり馴染んでいました。
しかし、いつまでもまめたではいられません。
『さあ名前を決めよう』
産まれて数日経った頃、里帰り中だった私達にパパが会いに来ました。
あれ?考えてない!
息子の名前なのにそんなんでいいの!?
私がつけたかった名前は一回却下されているので諦めていました。
二人でいいねと思った名前をつけたかったのです。
パパは「うーんどうしようか…」と言いつつ、目の前の新生児の息子に夢中です。
ふにゃふにゃの息子を恐る恐る抱っこし、びくびくしながらお風呂に入れ、とあっという間に帰っていきました。
胎児ネームである『まめた』があまりにも呼びやすくしっくり定着していたので、全く違う名前ではなく「ま」から始まる名前にしたいという思いもありました。
そして再び名前を考えました。
という感じであっさりと決まりました。
パパは響きが良いという理由でつけたと思っていますが、実は私の想いが沢山詰まっております。
漢字は二人でうんうんしながら考え、パパもママもお互いが気に入った名前となりました。
『いざ出生届を提出!』
出生届はパパが出しにいってくれました。
名前を考える時は積極的でなかったパパですが、出生届を提出する際に、本当に自分の子供が産まれたんだなぁとしみじみ実感したそうです。
そこから徐々に徐々にパパの適当なところはなおっていきました。
去年、パパの仕事でアメリカに引越してきてからは家族の時間が増え、家庭内の事にも気を回してくれるようになり、とても頼れるパパとなっています。
今になって、「ま」の字は「真面目」の「ま」という意味も込めたんだよと話すと、パパはあの時は色々と自由に生きてたなぁと遠い目をしていました。
私はこの時の事を今でも静かに根に持っており、「もっとちゃんと一緒に考えて欲しかったよー」と時折ちくりと口撃しております。
私の想いが実ったのか、今のところ息子はお調子者でひょうきんではありますが、場面によって豆ゞしく真面目な子に育っています。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:すずか
子どもの年齢:2歳
産休を取得して出産をしましたが復帰後、パパのアメリカ赴任に帯同するために退職。2018年の冬にサボテンとグランドキャニオンの地、アリゾナにやってきました。苦手な英語と奮闘しつつ、ゆるゆると子育てをしています。
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