映画が好きで、結婚前はレイトショーの常連だった私も、
子供が生まれてからは映画館から足が遠のいていました。
夫に子供を預けて行くにしても、携帯電話の電源を切らなければいけない映画館。
“もし上映中に何かあったら…!?”と考えると、とても落ち着いて観ていられません。
そんな時に知ったのが、赤ちゃん連れで映画を観られる、『子連れデー』の存在でした。
>関連記事:3つの約束守れるかな? 子どもと一緒にドキドキ映画館デビュー! by トキヒロ
なんでも、上映中も劇場の照明は少し明るく、映画の音量も控えめ。
途中で泣いても、オムツ替えや授乳で席を立っても何ら問題がない、赤ちゃん連れのための上映日…とのこと。
今回、ちょうど結婚記念日と見たかった映画の子連れデーが重なったので、夫と1歳1ヶ月の息子と三人で、行ってまいりました。
上映はお昼前。基本的に、赤ちゃんのご機嫌が良い午前中を中心に設定されているようです。
会場に到着すると、お仲間とみられる赤ちゃん連れファミリーがちらほら…
赤ちゃんだけでなく上のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に来ているファミリー、ママ友と映画を楽しむママさんも多かったです。
窓口でチケットを買い、入り口でベビーカーを預け、いざ入場すると…
会場はほぼ満席の大盛況。既に泣いている赤ちゃん、遊んでいる子供たちもいます。
3歳で映画館デビューした娘は映画館の暗さや音の大きさに驚き、しばらくすみっこで泣いていたのですが、
今回はそれもなく(もちろん性格もあると思います)息子は大きなスクリーンに興味津々。
暴れん坊のいる我が家は通路側の席にお邪魔しました。
上映が始まっても、意外と落ち着いてスクリーンを見ている息子…
美麗キャラの活躍にぱちぱちと拍手する息子に、萌える私たち。
周りでは泣き声や、グズる声、それをあやすお母さんやお父さんの声が聞こえてきます。
ですがみんな赤ちゃん連れ。気にするそぶりはまったく無く、“お互いさま”という穏やかな空気が流れていました。
一時間経つと、さすがに息子も飽きてきたらしく、もぞもぞと落ち着きがなくなってきます。必死にお茶やお菓子で注意をそらすも、夫や前の座席に(空席でよかった…)よじ登り始める息子。確かに、ずっと座りっぱなしは飽きるよね…。
他のお子さんたちも、だいぶ活発になってまいりました。
今回は一般の娯楽映画だったので、上映時間は二時間を超えます。子供向け映画が一時間ちょっとで終わる理由は、これなんですね。
それでも、授乳ケープをしながら楽しむお母さん、立ち抱っこしながら楽しむお父さん、
皆さん色々な形で楽しまれていました。
クライマックスシーンでいよいよ限界が来た息子は、夫と共にスクリーン前方の席に移動。
誰もいない通路をひたすら伝い歩きしていました。
結果…やはり一番の注意は子供に行ってしまうので、集中して見ることは出来ず、
夫に至ってはクライマックスの記憶がないという有り様だったのですが、
DVD・ブルーレイ化を待つしかないと思っていた映画を楽しむことが出来た嬉しさは、とても大きかったです。
また、みな子連れという劇場の“何があってもお互いさま”というあたたかい空気は、
今まで感じたことのない一体感を帯びていました。
このような子連れOKデーは様々な映画館で開催されており、
“子連れ 映画”などで検索してみると、すぐに見つかると思います。
“いつでも何の映画でも”という訳ではなく、“各映画館で決められた日にちに決められた映画を ”というものなので、
こまめなチェックは必要ですが、もしかしたら、諦めていた映画が上映されるかもしれません。
私もまた、今度は上の娘も連れて、利用させて頂こうと思っています。ぜひチェックしてみてください!
次回のエピソード:2人目出産、私が「里帰りなし」と決めた理由は…。里帰り出産で感じたメリット&デメリット by たんこ
前回のエピソード:次々に家族が感染していく…。赤ちゃんを迎えたばかりの我が家に感染性胃腸炎がやってきた by たんこ
著者:たんこ
年齢:31歳
子どもの年齢:4歳と0歳
発達ゆっくりさんな娘と能天気な夫と、新たに加わった暴れん坊な息子と暮らす、元ひきこもりの凶暴な大根です。
instagram:@kei_mio
twitter:@mio_tanko
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。