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1人目で「里帰り」を経験してからの2人目は「里帰りナシ」。どちらにも言えることは… by たんこ

前回は“里帰り出産”のお話でしたが、
里帰り出産を経験し、里帰り無し出産の必要性を感じた私は
二人目を“里帰り無し出産”することを心に決めます。

 

 
後編の今回は、産褥期間、一ヶ月だけ実母に来てもらう。
そんな“里帰り無し出産”で感じたメリット・デメリットのお話です。
 
まずは、メリット
・上の子の保育園を変えずに済む
里帰りしないと決めた時、困ったのが母への説明でした。
母に『前回の夫がアレだったから…』なんて言えるはずもなく
(そうね~とタダで返してくれるタイプの母ではないので…後述)
利用したのが上の子の保育園のことでした。
「ほら、みーちゃん保育園あるし!」
世の中には里帰り期間中、一人で上の子を見てくれる凄いパパさんもいます。
ですがまあ…うちのパパはまあ…
私が美人でナイスバディで笑顔を絶やさない妻ではないように、そんな特殊能力を持つ夫ではありません。
“男が子どもを一人でみる”ということが、この時は想像も出来なかったと思います。
自治体によっては、里帰り先で保育園や幼稚園に通わせることも可能ですし、
休園させて実家でみてもらう、ということも可能です。
ですが、いつもの家で、いつもの保育園で上の子も過ごせたのは、親にとっても気が楽でした。

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・夫が育児に参加できる
当たり前のことかもしれませんが、同じ屋根の下に居れば、夫は育児に参加せざるを得ません。
義母の監視もあるとすれば、尚更です。
里帰り出産では週に一度あるかないかだった沐浴も、気付けば毎日参加していました。
オムツ替えも、ミルクも。
娘の誕生から数年経ち、久しぶりの新生児の可愛さに、夫もメロメロになっていました。
また、母が家事を担当してくれたことで、夫も育児に専念できた部分もあります。
そして、パパっ子な上の子がパパと離れずに済んだのも、良かったなと思います。

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・パパとしての自信がつく
こうして育児に参加できることで、夫もどんどん自信をつけていきました。
上の子と過ごす中で、オムツ替えもお風呂もすっかりお手の物になっていた夫は、
たとえゆるゆるウンチだろうが、物怖じせず対応してくれました。
母の助けがなくなった後もその経験と自信は変わらず、
今では、私の仕事や息抜きのために、子ども二人をみてくれる日もあります。
何より、産まれたてほやほやの、一瞬しか味わえないあの新生児期のお世話が体験できたことは、
思い出としても、とてもかけがえのないものだったと思います。

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…こんな感じで、やってよかった里帰り無し出産!
と、私は思っているのですが、デメリットも勿論あり…。

デメリットはというと…
・実母の主張が強いと、夫が萎縮する
実はそんな夫も、途中までは沐浴すら参加せず、自分の部屋にいることが多くありました。
私としては新生児から逃げているようなその夫の姿に苛立ちを覚えていたのですが、
ある時、気付きます。
実母が出すぎている。
うちの母は昔から主張が強く、人に対してズバズバとものを言うタイプです。
それは家事や育児の仕方に対しても同じ。私にも、夫に対してもです。
たとえば、こちらが1つ行動を起こせば、それに対して5はツッコミを入れるタイプ。
否定され続ければ、自分のやり方に自信を無くし、「じゃあ、ご自由にどうぞ」となるのは身内でも他人でも同じです。
もちろん、「俺がやらなくても、お義母さんがやるからいいや…」という部分もあったと思いますが、
夫は逃げていたわけではなく、実母政権下でなんとなく入りづらくなっていただけでした。
こう言う場合は、娘である私がなんとか間を取り持つしかありませんが…
夫にとっても“義母”というものは扱いが難しいもの。
同じ空間にいる間は、ストレスは避けられません。

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・実母のストレスも溜まる
それは母も同じで、いつもの住まいを離れて娘一家の手助けをしているわけですから、
疲れますし、ストレスも溜まります。
孫と一緒にいられるから幸せ!だけでは、なかなか済まないのが現状です。
ここら辺も、娘である私がフォローしなければなりません。
また、このストレスが夫への風当たりにも影響していたと思います。

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今回は“里帰り出産”と“里帰り無し出産”についてお話させていただきましたが、
結果的に、両方とも経験できて良かったなと感じています。

どちらにもメリット・デメリットはありますし、どちらにもストレス要因はあります。
ただ一つ言えるのは、この出産期・産褥期の記憶や思い出は、
ずーーーーーーーっと心に残ります。
楽しかったことも、嬉しかったことも、つらかったこと、寂しかったこともです。
なので、これから出産される方は是非、里帰りするかしないか、するとしたら、どちらの実家にするか。
ご家族とよく話し合ってみてください。
 
一番大切なのは、ご自身の心と身体を労わること。
出産の疲れを癒しながら、赤ちゃんとの新たな生活を、めいっぱいに楽しめることを祈っています。

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著者:たんこ
年齢:31歳
子どもの年齢:4歳と0歳
発達ゆっくりさんな娘と能天気な夫と、新たに加わった暴れん坊な息子と暮らす、元ひきこもりの凶暴な大根です。

instagram:@kei_mio
twitter:@mio_tanko

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