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「本がキライにならないこと」本好きの私が気を付けている5つのこと by イシゲスズコ

こんにちは、イシゲスズコです。

今回はうちの子たちと本の付き合い方のお話。 

 

 

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本を好きになれ…?

「子どもを本好きにしたい」というお話は身近でもネットでもよく見聞きします。
思えば私もぼんやりとそんなことを考えていたような気がします。
「本好き」って具体的にどんな感じなんだろう。たくさん読むってこと?本を毎日読むってこと?
ぼんやりと思い描いていた「本好き」っていう理想像のような感じ。
でも実際に子どもが生まれて具体的に本との付き合い方を考えたとき「好きになれ」ってなんか変な感じだな〜と思いました。

 
目指したのは「本好き」ではなく「本がキライにならない」こと。

自分は学校にあまりうまく馴染めなかった中高生時代に、図書館の本にたくさんの広い世界を見せてもらって救われる経験をしているので、できれば子どもたちにもたくさんの本を読んでもらえたら、困った時に本に触れる生活をしてもらえたら、という願いはありました。

でも、どうしても「たくさん読め」「本を好きになれ」って強いることはしたくなかったんですね。
それをやると「本を読む」ということそのものがが子どもにとって苦行になりそうだったから。

そうやって押し付けられて「本を読む」ということそのものがキライになったら嫌だなぁと思っていたから。
だんだん、「本を好きになってほしい」ではなくて「本をキライにならずに育ってほしい」と思うようになっていきました。


私が気を付けていること

子どもたちが小さい頃から私がなるべく気をつけてきたことをあげてみます。


①まず、選んだ本を絶対に否定しないこと

図書館や本屋で子どもたちが「これが読みたい」と持ってきた本を否定しない、クサさないこと。

「そんな本」とは絶対に言わない。

コミック雑誌や大人の目から見て明らかに残念そうな本や内容的にどうかな〜って思うような本であっても、年齢的に絶対に読めないだろうっていうレベルの本でも、読みたがったら絶対に否定しない。それは今も変わらず続けていることです。


②できるだけ買ってあげること

これは経済状況に左右されることなので我が家ではとても厳しいことなんですが…
本屋に連れて行った時に欲しがる本はなるべく買ってあげるようにしています。


③読み方を強制しないこと

絵本の読み聞かせをする小さい段階から、どんな風に読むのかについて強制しないようにしています。
頭から終わりまで全部理解しないといけない、というわけではないので、適当に読んでいても特に注意したりすることはしていません。
それは大きくなってきてからも同じこと。どんなふうに本とつきあうかは、本人の自由だと思っています。


④読んだ本のことを一緒に話すこと

読んでるな〜と思ったら、その本の内容を一緒に話すこともよくあります。
自分が読んだことのある本だけでなく、読んだことがない本に関して子どもなりにいろんな説明をしてくれるのを楽しく聞かせてもらうことも多いです。

その会話の中で、次はこんなのを読んでみたら?と提案したり、その後一緒に探したりするのも楽しみのひとつです。


⑤「読まない時期」を見守ること

年齢が上がってくると、友達との付き合いが楽しくなる時期があったり、ゲームやネットなど他の楽しみが増えてきたりします。
本に全く触れていないような時期が訪れるのはむしろ健全なことなんじゃないかな。

我が家の子どもたちも、学校でしんどいことがある時期ほど読書量が増え、リアルが充実しているとゼロに近く減っていくようです。

そんな時期があっても大丈夫。今はそういう時期なんだな〜と見守っています。


おわりに

うちの子たちは読書量としてはおそらく周りの子に比べてそう多くありません。
学校の図書だよりでも「たくさん読んだ子」として名前があがっていないことも多いです。
「本が好きな子」「読書量が多い子」ではないんじゃないかな。

ただ、4人ともそれぞれに「本をキライではない子」には育ってくれている、という実感はあります。
「図書館に行くよ〜」と声をかけると毎回誰かしらがついてきて、自分が今興味のある分野の本を探したりしています。

本をキライでさえいなければ、活字を読むことに慣れてさえいれば。
ここから先の人生で必要になった時に本からたくさんのことを学ぶことができると信じて見守っています。

 

 

 

 

 

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著者:イシゲスズコ
年齢:40歳
子ども:中学生から小学生の4人

九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。

ブログ:「スズコ、考える。」

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