こんにちは、肉子です。
もうすぐ牡蠣のシーズンなので、それを心の支えにして暮らしております。
牡蠣って人により好き嫌いが分かれがちなのですが、夫も牡蠣が好きなのでそういうとき食の好みが同じ人と結婚して良かったなぁと思います。
牡蠣つながりで、秋といえば柿が出回りますね。
皆さん、柿はお好きですか?
わたしは、あまり好きではありません。なぜなら、わたしは田舎の農家で生まれ育ち、農家の家には必ず柿の木が何本もあり…シーズンになると、柿をノルマとしてたくさん食べさせられ、小学生の時点で
「一生分の柿を食べた」
と自負しております。
敗戦後に幼少期を過ごした年配の方が、玄米・芋・かぼちゃばかりの食生活で、その反動で成人後もずっとそれらの食べ物が苦手になっているあの現象と似ているんじゃないかと。
なので、実家の柿は収穫されずカラスの食べ放題パーティ会場と化しました。大群でやってきて1日で柿の木を坊主にしていきます。ヒッチコックの「鳥」みたーい♪
スーパーにおいしそうな柿が並んでいるのを見ても
「お金出して柿を買うのイヤだなぁ」(※実家に柿の木があるので)
と思ってしまう田舎根性です。
そんなある日、夫の実家へ子供たちを連れて遊びに行きました。
キッチンにあった、ツヤッツヤの見事な次郎柿を見つけた子供たち。
まあ、そうなるよね…
食べていいよーとお許しをいただいたので、包丁を借りて皮を剥いて出してみました。
え? そんなに??
きみたち、それ柿だよ?
イチゴでもメロンでもなく、柿ですよ??
チッ、しゃーねぇな…25年ぶりぐらいだけど柿つまもっかな…
は? おいしい。
なにこれ。プロの柿農家が作った柿ってこんなにおいしいの?
長年、強固な意志をもって(?)柿断ちをしていたわたしの人生はいったい…??
義実家から帰宅し、実家の柿をいそいそと取りに行きました。
柿の品種が違うので、見た目もぜんぜん違います。
それを楽しむ子供たち。
そんなに喜ぶなら、ママはじゃんじゃん柿を収穫してくるぞ…!
たぶんそのうち飽きるだろうけど。
料理するのはママなので、自然と?自分が食べないものは作らない・買わない・出さない、になりがちでした。
しかし、今回の柿の一件で「視野が狭かったなぁ」と気づかされました。
自分が食べなくても、旬のものなど一通り出してみると子供たちの食の領域がぐっと広がりそうだな~と思ったのでした。
けれど、牡蠣を食べさせるのはまだ怖いので、もっと大きくなってからにします。
著者:肉子
年齢:40歳
子どもの年齢:6歳・4歳
100人婚活地獄から這い上がり30歳で結婚。健康には自信マンマン・産む気マンマンなのに不妊でずっこける。成果が実り、現在は2児の母。
ブログ:ヲタ腐ダイアリ
既刊「100回お見合いしたヲタ女子の婚活記」全2巻「100回お見合いしたヲタ女子の出産記」
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