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赤ちゃんは楽しみだけど、もっとママに甘えたい。2歳の娘の葛藤が見えた本音に涙 by 野原のん

こんにちは!野原のんです。

前回、私が感動するくらいの言葉で背中を押してくれた長女いっちゃん。
おかげで翌日、心残りも無く晴れ晴れとした気持ちで出産の為に入院しました。

 

 

私が入院している間、いっちゃんの保育園の送り迎え等は義母がやってくれる事に。
大丈夫だよと言われていても、やっぱり気持ちのどこかで申し訳ない気持ちもあり…早く帰ろう!と思っていたものの…

入院して1日過ぎ…2日過ぎ…

毎日前駆陣痛らしきものは何回かあって、これが結構痛苦しいのですが本陣痛に繋がらない日が続きました。

 

出産予定日よりもまだ前だし、こればかりはどうしようも無いと分かっているものの何となく気持ちは焦る日々。

そんな中、入院してからはじめていっちゃんが病院にお見舞いに来ることに!

毎日義母からはいっちゃんの様子が送られてきてはいたのですが、聞けば聞くほど「会いたいな〜」と思っていた私。

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義母や旦那の話によると、特に寂しがる様子も無く保育園も嫌がらずに行き、元気に遊んで夜もすんなり寝ていると。

それはそれで少しママが寂しいと思わないでも無いけども。笑
でも、寂しがって毎日を過ごしているより全然いい!

そんなこんなで迎えた面会日。

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私が面会室に行くと、笑顔で走り寄ってくる姿に 早々に泣きそうになりつつ…笑

久しぶりに一緒にお昼ご飯を食べて、横に座って本を見たり動画を見たり。保育園の話や、私がつわり中階段で嘔吐し撒き散らしてしまった事をばぁばには秘密にしておいてあげてるなどの話をたくさんしました。

 

その中で、義母と旦那が買い物に降りているすきにコソッといっちゃんが教えてくれた

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という言葉に吹き出したり笑

ばぁばはパパのお母さんだからね〜と言うと「え!?そうなん!?」とかなりビックリしていました。
子どもにとって、親の親って不思議な感覚なんでしょうね〜!

 

そうこうしているうちに、あっという間に帰宅の時間に。

帰る用意をさせると、今まで笑顔だったいっちゃんが突然私の服をギュッと掴み

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多分、本人も無理だと分かってて、それでもやっぱり言わずにはいられなくなった。そんな不安と寂しさとが入り乱れた顔をしていました。

 

いっちゃんは「大丈夫」と「あかちゃん楽しみにしてるから」と言っていても、やっぱり2歳。

あかちゃんが楽しみなのも本心なのだけれど、もっともっと甘えたくてずっとママの近くにいたいという気持ちも本心。心の葛藤がその瞬間痛いほど伝わってきました。

毎日毎日、自分の中で揺れ動く気持ちと戦いながら頑張っていたのかもしれない。

物分かりのいい賢い子なんて、そう思う事で私自身が安心したいだけだったと、この時針が突き刺さったように心臓が痛くなりました。

 

なんて言えばいいのか分からなくて、ごめんねと抱きしめた瞬間に何かの糸が切れたように号泣しはじめたいっちゃん。

ままと帰りたい
ままと一緒がいい

旦那が「赤ちゃん産まれるにはママ病院にいないと」と声をかけると

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あぁ、本音だ。
これが、揺れ動いているいっちゃんの今のありのままの本音だ。

そうだよね。ママも本当はいっちゃんと一緒に居たいよ。ごめんね。ごめんね。

泣き止む様子の無いいっちゃんを抱きしめて、私も泣きました。

 

でもエレベーターホールの前。いろんな家族が行き交う中で、いつまでもそうしている訳にはいかず。
旦那が強引にいっちゃんを抱き上げてエレベーターの中へ。

病室は4階だったのですが、エレベーターとともに下がっていく泣き声を聞こえなくなるまで聞いて、病室へ戻りました。

 

今更どうしようも無い事なんだけど、これでよかったのかな。
分からない。

1人目は現時点でその子が全てだから、その子と共にママも家族も成長するからこそ、2人目を産むという判断が今このタイミングだったのか、それが分からずに1人ぼーっと過ごした夜でした。


そして、翌日心配でかけた電話にケロッとした様子で出て「ままははやくあかちゃんうんではやくかえってきなたい」
と笑いながら言ういっちゃんに、早く無事産んで帰るぞ…!!と気合いを入れ直した私でした。

そしてなんと、その日の夕方に陣痛が…!!

 

 

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著者:野原のん
年齢:アラサー
子どもの年齢:小4(長女)・小2(長男)・2歳(次女、三女の双子)

関西でフリーダムな子どもたちをフリーダムに見守りつつ、漫画やイラストを描いているオタク主婦。子育てのモットーは「気楽にいこうぜ何事も」

・Twitter :@non4nohara
・ブログ:それキツネやで!のんfour育児