こんにちは!野原のんです。
事前入院をして数日、長女いっちゃんと面会をした次の日の夜の事でした。
消灯時間を過ぎ、見ていたテレビを消して寝る前にトイレに行こう〜と立ち上がった時に微かな痛みを下腹部に感じました。
ここ数日ずっと夜になると前駆陣痛がおこってキリキリと痛んでなかなか眠れずにいた私は『またか…』と若干憂鬱に…。
軽い陣痛の痛みといっても、本陣痛に比べたら軽いというだけで結構痛いんですよね。前駆陣痛って。
気持ちも重くトイレをしていたのですが、ふとここで違和感を感じました。
便意を感じたはずなのに…出ない。
うーん…気のせい?いやでもまた来るのめんどくさいしなぁ…としばらくトイレに篭っていたものの一向に出る気配も無く、なんなら前駆陣痛がどんどん痛みを増してきている気がしたのでとりあえずはベットへ戻ることに。
若干キリキリと痛む下腹部に手を添えながら病室へ戻ると、入れ違いで前のベットの方が出て行くところでした。
入れ替わりの激しい部屋だったものの、何となく会話を交わしたことがあったのでペコリと会釈をしてカーテンを閉めようとしたのですが、ここでまた便意が。
なんなんや…タイミング悪…
多分前の方もトイレへ行ったので、追いかけるようにまたトイレに行くのも「この人トイレ近!」と思われるかもしれないと考えて何となく気がひけて、とりあえず前の人が戻ってくるまでベットに座って待つ事にしました。
待っている間もお腹はチクチクジンジン…地味にくる鈍痛とお腹のキューッとする貼りが不定期きて、痛みが強い時は前屈みになって痛みを逃していました。
数分で前の方が戻ってきたので再びトイレへ。
なんや…おかしい…
悶々としながらベットへ戻ると…また便意が。
これはおかしい。
もしかしたらもしかするのか…!?となんとも言えない気持ちでいてて…とお腹を抑えながらトイレを4往復した時、ふいに前の方がカーテンから顔を覗かせて
「あの…陣痛…ちゃいます?」と。
悶々ともしかして…と考えていた私でしたが、前の方のこの一言で何故か唐突に「陣痛や!」と確信を持ちました。
そのままナースコールをして今の現状を話すと、とりあえず陣痛室で張りを見てみましょう!と移動する事に。
いそいそと出て行こうとした時に前の方がソッとカーテンを開けて一言
「頑張って下さい」
と声をかけてくれました。
何となく嬉しくて、思わず「はい!お先に失礼します!」とよく分からない返事をした私はそのまま陣痛室へ。
モニターで見てみると確かに張りが等間隔に来てる!痛みもどんどん冷や汗が出て息がつまるかなり強い痛みに!
これは!ついに!!
ついに!!
ついに…
…ついに…
…3分間隔のまま、朝を迎えました…
と、ここで先生からひとつ提案が。
「促進剤、使ってみる?」
促進剤という物があるのは知っていた私でしたが、それがどれくらい効果のあるものかはよく分かっていませんでした。
それでも、一晩悶え苦しんだこのひたすら辛い状態から抜けられるならとお願いしたのですが…正直、促進剤というものをこの時私はかなりナメていたと痛感する事に…。
つづく…
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:野原のん
年齢:アラサー
子どもの年齢:小4(長女)・小2(長男)・2歳(次女、三女の双子)
関西でフリーダムな子どもたちをフリーダムに見守りつつ、漫画やイラストを描いているオタク主婦。子育てのモットーは「気楽にいこうぜ何事も」
・Twitter :@non4nohara
・ブログ:それキツネやで!のんfour育児