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ゆっくりと食事をとりたい…乳幼児を抱える母の食卓の悲喜こもごも by ユキミ

ゆっくりと食事をとりたい。 

 

 

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願わくば1口1口味わいながら、よく噛み、食品の芳醇な香りや繊細な味を楽しみたい。それが例え「豚こま100グラム98円!本日の目玉商品!!」で作った生姜焼きであろうと、夕方に値引きシールが貼られに貼られた激安コロッケであろうと別にいいのだ。

メニューの内容より、自分のペースで楽しめる食事、これこそがなによりのごちそうである。

しかし実はこれ、出産前は当たり前にできていたことである。それが息子を出産した途端どうだろう…

乳児を抱える母の食卓の現実

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ゆっくり食べるどころか座ることも許されず、ガソリンのごとく食べ物を口に押し流し込む。新米母の切ない日常の一コマである。

ちなみにこんな絵を書くと「こんなシーン本当にありえるの!?盛ってない!?」「私も赤ちゃんいるけど普通に食べれるよ!?」と驚く人もいるが、母が立ち食いするまで追い込まれるか否かは、赤ちゃんのタイプに左右される。

食事中に泣きだして母を追い込んだりしない赤ちゃんもいるし、我が息子のように四六時中両手で抱っこをしないとサイレンのように泣き叫ぶ赤ちゃんもいる。

息子が一緒に食宅を囲むようになると また変化が…!?

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息子も同じ食卓を囲めるようになり、少しは楽になったかと思えばそうでもない。母が席に着く前から、我が家の食卓は次から次へと何か事件が起きている。

私は一体いつになったらゆっくり食べられるんだ…、もうこのまま一生食べ物を味わって食べることなんてないのかもしれない…、と落ち込んだ。

しかしここで、ふとしたことが頭をよぎった。何を隠そう、私は味音痴である。何を食べても「うまい!」しか感想が言えず、ささ身のフライを「この魚のフライ、ジューシーですね」なんて言ってしまうほどの味音痴である。

もうそんな奴は味わって食べようが食べまいがどちらも一緒だ、慌ただしい食卓でもいいじゃないか。

なんて、ひねくれた悟りを開いてきた時…

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実に長かったが息子の成長と共に、ようやく平和な食卓を勝ち取ることができた。

「静寂」「成長」「勝利」と思ったが…!!

ようやく息子と落ち着いて食事ができる!と思ったら…!?

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母のお膝にお引越し!!?

ちょ、ちょっと待って!!
母まだ食べているんだけど!?

こちらの「OK」の返事など待たず、とても強引な引っ越しが即決行されたが…
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の一言に尽きる。

息子が赤ちゃんの頃は外食先で膝に座らせ食事をしたものだが、4歳ともなると当然背もそれなりにあるわけで非常に食べづらい。私は宴会芸「二人羽織」のような奇妙な動きで残った食事を必死に口に運んだ。


ちなみにこのお引越し。最近の息子のブームなのか、息子の毎食後決行される。毎食が試練である。

息子より早く食べ終わればいいだけの話だが、彼は小食で早食い。あっという間に食事が終わってしまうのだ。

しかし、そうはいっても…

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と思う。

息子のブームというだけあって、ある日突然「母のお膝へお引越し」しなくなるかもしれない。子どもは成長する。騒がしい食卓が段々と落ち着いてくるように、今は毎日座っている私の膝もいつかは座ってくれなくなる日が当然やってくる。

そんな先々の事実が分かっているのであったら、今はその膝のぬくもりを大切にしたい。

 

 

 

 

 

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f:id:akasuguedi:20170218055240j:plain著者:ユキミ
年齢:30歳
子どもの年齢:3歳

関東出身、関西在住。3歳の息子と夫と3人暮らし。毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さんです。普段はインスタグラム(yukita_1110)にて息子の成長や日常などを絵日記にしております。

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