こんにちは、ユーラシアです。
夢いっぱいの空想が修羅の世界に…
幼稚園入園が間近に迫った去年の3月のことです。
我が家ではよく空想で物語を作って遊ぶことがあり、息子といつも「空を飛んで雲の上で遊ぶ話」とか「巨大なプリンを作って食べる話」などを楽しんでいました。
この日も「どんなお話にしようか?」と振ってみたのですが……
突然お話の内容が物騒に……! ふわふわのホットケーキや小さなウサギさんは姿を消し、「悪人(!?)が警察を返り討ちにする話」やら「気に食わない相手をやっつける話」など修羅の世界に……。
息子はどちらかといえば大人しく、それまで乱暴な言動はさほど見られなかったので、突然の過激ストーリーには度肝を抜かれました。
過激な展開を濁しつつ、読んでいた昔話
このとき原因の一つとして思い当たったのは、「もしかしたら最近よく昔話を読んでいるせいでは!?」ということでした。この時期、息子が昔話に興味を持つようになってよく読み聞かせていたんですよね。で、昔話って結構過激なんですよね、動物キャラが人を殺すことがあるし、陰湿な騙し合いにドロドロの恨み合い、容赦ない仇討ちとかも……。カチカチ山なんて、キャッチーなタイトルの割に内容がエグいですし。
あまりにも過激な展開や直接的なワードは適宜濁しつつ読んでいたものの、地味に影響を与えていたのかもしれません。それでしばらく物騒な昔話は自粛することにしました。
個人的に昔話の過激さは嫌いではないし子供にも積極的に読んでほしいと思っていましたが、子供の年齢や理解力をよく考慮する必要がありましたね……。
穏やかな絵本を読むようになったら…
昔話を控え、なるべく穏やかな絵本を読むようにしてから、息子の創作もなんとなく平和になったような気がしますが、必ずしも読み聞かせで人格が作られるわけでもないので単にタイミングの問題だったのかもしれません。
何より、あのころ妙に物騒な発言が多かったのは入園前で気が立っていたせいだったのかもしれないんですよね。幼稚園という新しい集団に入るにあたり、子供心に不安もあったでしょうし。
前回書かせてもらった「プレ幼稚園でやたら他の子を批判する」というのも、不安の表れだったのかもしれないなと思いました。今さら気付くなって感じですが……。
ちなみに最近、また「悪人が家に入ってくる話」が息子の口から語られましたが、その結末は
おまわりさんに刃向かうことはなくなったようで一安心です。公務執行妨害、だめ、絶対……!
著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:4歳
2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。
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