こんにちは、さやかわさやこです。
前回からの続きになります。
完母に移行したくて母乳ノイローゼを発症した私。
《完母、母乳育児、完母移行…》母乳育児にまつわるワードを検索しまくった結果…
産院で、「授乳をしてから3時間くらい寝てくれたら足りてる感じだから、それを目安にしてね」と言われたのですが、母乳だけでは3時間も寝ない長男。
『母乳…ぜんぜん足りてないのかな…』と不安にかられながらミルクを足していました。
いつまでも完母に移行できず、どうやって完母に移行するのか調べれば調べるほどわからなくなり、どんどん塞ぎ込んでいきました。
《ミルクを少しずつ減らして、とにかく泣いたらおっぱいをあげる》
やり方があっているかはわからなかったけれど、細切れ睡眠でボロボロになりながらも、取り憑かれたように授乳に励んでいました。
『がんばれる、まだまだがんばれる』気持ちを奮い立たせながら授乳をしているなか、先に悲鳴をあげたのは私の心ではなく…
一日十何回という授乳に、乳首さんはとうとう負傷。
乳頭のヒリヒリはなんとか我慢できたものの、さすがに乳首のつけ根が裂けたのは大ダメージでした。
授乳の度に痛くて痛くて涙がでました。
マリア様のように慈悲深い眼差しで授乳したいのに、現実は痛みで鬼の形相に。
さらに痛みでうまく授乳ができなくなったところに、追い討ちをかけるように…
乳首裂傷にガチガチ乳房で二進も三進もいかなくなった私は産院に電話をしました。
おっぱいの状態をみてくれるというので、すぐに向かいました。
とりあえず裂けた部分を保護するために、ラノリンを処方してもらいました。
私は藁にもすがる思いで助産師さんに相談をしました。
すると助産師さんは少しの間を置いて、こう答えたのでした。
穏やかな笑顔がスーッと消え、能面のような言葉で言い放たれました。
足りなければミルクをどんどん足しましょう、という方針の産院だったので、仕方ないのかもしれないけれど、あまりの冷ややかさに、崖に突き落とされた気持ちになったのでありました。
崖に突き落とされたさやかわさやこ、這い上がることができるのか。
次回へ続きます。
著者:さやかわさやこ
年齢:36歳
子どもの年齢:8歳、4歳、2歳
日々、鬼化が進んでいる主婦。インスタグラムにて育児のことや、育児にまったく関係ないことなどを、夜な夜な描いては投稿しています。ブログ『母ときどき鬼』もぼちぼち更新中です。
インスタグラム:@futomomushi
ブログ:母ときどき鬼
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