こんにちは!野原のんです。
前回、自分が見えている感じている感覚と子どもの感覚は違うと気がついた私ですが、だからと言ってすぐに全てを切り替える事は難しくて…
あの夜にひとしきり泣いて「しっかりしよう」「頑張ろう」と強く思ったはずなのに、また一日が始まって続いていくと「しんどい」「辛い」という感情がジワジワと侵食してくるんです。
家に居ない旦那にも遠くで暮らす両親にも「辛い」と声をあげることができないまま
「いっちゃんは2歳であんなに頑張ってくれているのになんで私はまともに母親が出来ないんだろう」
ため息が出るたびに、いっちゃんにイライラしてしまうたびに、罪悪感が積み重なっていました。
0歳の長男ニジくんは基本的によく寝る子でした。
赤ちゃんに合わせた生活リズムではなく2歳に合わせたリズムでしたが、ワーワーと叫ぶいっちゃんがいる中でもマイペースに寝ていました。
でも、起きている時は常に構ってくれ抱っこしてくれ。
その主張が月齢と共に強くなっていて三ヶ月になる頃には起きているときは常に抱っこ紐の状態に。
しかし授乳するたびによく吐乳する子だったので、ゲップをさせても抱き上げると毎回吐乳。
ある程度消化するまでと寝かせておくと今度は抱いてくれと泣いて泣いて泣きすぎて吐乳。
抱いても寝かせても吐乳なので、自分もニジくんも着替えが頻繁で地味に辛い。
いっちゃんはいっちゃんで昼間は保育園へ行っていましたが、朝送る時や帰ってきてからの時間はまだまだ構って欲しいイヤイヤ期真っ只中の2歳児。
いっちゃんのイヤイヤ期は感情の波が激しくて、落ち着いている時は本当に穏やかで全くイヤイヤ言わないのに、酷い時は何をするにもイヤイヤで手を付けられないという感じでした。
そしてそのイヤイヤの波がいつどのタイミングで来るのかが分からないという…。
気がつけば、朝から夜寝る瞬間までずっと余裕なくすぐにイライラとする毎日。
昼は授乳の合間にニジくんを抱っこしながら家事に買い物。
寝たのを確認してそっと下ろしてみるもののすぐに泣き…あっという間にお迎えの時間に。
何とかお風呂に入れてようやく布団へ入ってホッとするのも束の間、体力があってなかなか寝付けないいっちゃんの話をなるべく聞こう寄り添おうと頑張るもののどうしても思ってしまうのは『早く寝てよ〜』という感情。
そして、きっといっちゃんはそれを察しているんだろうなと寝顔を見ながら後悔して…
毎日毎日、繰り返していました。
いつ落ち着くんだろう、いつ楽になるんだろう、いつまでこの日常は続くんだろう…。
そう思うたびに、夜寝顔を見て後悔するたびに
そう思っていました。
こんなにも身勝手で自分の感情を抑えられない自分は、最悪な母親だ。
思い描く母親像とはあまりにも程遠くて…。
ニジくんが産まれる前だってきちんとできていた訳では無いけれど、そこにすら及ばず何一つ満足にこなすことが出来ない自分が酷く惨めで情けなくて、他のママがきちんとママをしているのを目にするたびに苦しくて子ども達に申し訳なくて、ただひたすらに辛かったです。
続く
著者:野原のん
年齢:アラサー
子どもの年齢:小4(長女)・小2(長男)・2歳(次女、三女の双子)
関西でフリーダムな子どもたちをフリーダムに見守りつつ、漫画やイラストを描いているオタク主婦。子育てのモットーは「気楽にいこうぜ何事も」
・Twitter :@non4nohara
・ブログ:それキツネやで!のんfour育児