現在4歳の息子の妊娠が分かった時、手放しで喜ぶことが出来なかった私。
喜ぶことが出来なかった理由は、2度の流産を経験していたからです。
流産が2度続いていたため、お医者さんに『不育症の疑いがある』と言われていました。
【不育症】というのは、妊娠は出来るけれど、赤ちゃんをおなかの中で育てることが出来ない場合を指します。(私は「可能性がある」と言われていただけで、きちんとした不育症の検査はしていません。)
1度目の流産は、妊娠3か月の時。
初めての妊娠で、『無事に産めない可能性』など微塵も考えていなかったので、赤ちゃんの心臓が止まっていることを知らされた時のショックは相当でした。
しばらく妊婦さんや赤ちゃんを見ると涙が止まらなくなるほど。
2回目の流産は妊娠2ヶ月頃で、自分でも妊娠していることに気付いておらず、突然大量の出血とともに流れてきました。
2回目の流産の時は、ショックというより「またか……」という感じ。
『流産に慣れる』というと不謹慎かもしれませんが、1回目の時のように感情の浮き沈みがほとんどありませんでした。
息子の妊娠が分かった時(3回目の妊娠)はもちろん嬉しかったのですが、
「どうせまた今回もダメだろう……」
と、どうしても考えてしまって
「ダメだった時のショックが少ないように、あまり喜ばないようにしよう……」
という気持ちが働いてしまいました。
お医者さんも、私があまり喜ばないので、拍子抜けしたかもしれません。笑
結局、安定期に入るまでは不安は抜けず、親にも妊娠報告はしませんでした。
夫も、流産をした際にはとてもショックを受けていたので、無駄に傷付けないように黙っておこうかな……とも思ったのですが、何とも間抜けな理由ですぐにばれてしまうのです……(そのお話はまた次回)
この記事を書くにあたって、息子を妊娠した時のことを久しぶりに思い出しました!
新型コロナウイルスの影響で自宅保育の毎日。
元気すぎる息子に疲労困憊したり、子育てに悩むこともありますが、無事に産まれてくれて、元気に育ってくれているだけでめちゃくちゃ凄い事だったんだ!と思うと、現在の悩みがどうでもよくなってきました~。笑
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:ちい
年齢:35歳
子どもの年齢:4歳
※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。