異常な眠気では妊娠と気づかなかった私は、
生理が遅れて検査薬で気づくというよくある経過をたどりました。
自称「嘔吐恐怖」の私は、高校生のころから一度も吐いていません。
車にも酔うタイプなのですが、「酔う」より数段階手前の「酔いそう」になった時点で車を降りるという徹底っぷり。
酔い止めも必須で、乗ったらとにかく眠ります。
ドライブデートなんて誘われた日には、前日から青い顔をしています。
幸いお酒にも強く(今は飲めませんが…)酔って吐くということもありませんでした。
そんな私が妊娠で恐れていたのは「悪阻」。
自分はどんなタイプの「悪阻」なんだろう。
急に吐いたりするんだろうか…とかなり不安でした。
私の悪阻がはじまったのは多くの方がピークを迎えると言われている8週目を迎えたころ。
なぜか1日のうち
「まったく気持ち悪くない時間」と
「車酔い真っ最中のような時間」が交互に訪れるようになりました。
睡眠時間をずらしてみたり、運転の時間を変えてみたりしていたのですが、しばらくしてある法則を発見しました。
空腹を0、満腹を10だとしたら。
2~8までの間は大丈夫の法則!
食べると気持ち悪かったのですが、食べずにいるとそれはそれで気持ち悪い…。
でも満腹と空腹の間にいれば、なんとか大丈夫だということに気づいたのです。
ただこの調整がなかなか難しく…。
空腹を防ぐことはできるのですが、満腹にならない程度の「8分目」を見極めるのが難しい!!
食べている途中にはわからないのです。
自分ではお腹いっぱい食べてはいないつもりでも「8」のラインを超えていたり…
セーブしすぎて「4」くらいで止めてしまうと、すぐに「空腹」になってしまう…。
それを防ぐために、小まめに少しずつ食べるように気をつけていました。
私はなんとかご飯を食べられたので
携帯用は「塩おにぎり」を数個、
家に帰ればご飯にポン酢をかけて食べていました。
え?って思いますよね。私も思います。
でもこれが…さっぱりしていて美味しいんです!
餃子のたれをワンバウンドさせて食べるご飯の味というか…。
ポン酢の酸味でさらっとご飯が食べられちゃうんです。
ご飯が大丈夫な方は是非試してみてください。
一応「フルーツジュース」は飲めたので、「野菜」と言い聞かせて飲んでいました。(ちがう)
悪阻の時期は「食べられるものを食べなさい」って言うじゃないですか。
私は「食べられるもの」を一生懸命食べていました。
ところが…
私の場合「空腹」の不快感がすごくて。
吐くものないのに気持ち悪い。
だからつねに「7」くらいの状態をキープしようとするので、食べ続けるしかないんですよね。
いつも塩おにぎりを食べていたので、山〇清みたいになってました。
「おにぎりが食べたいんだな」
でもそんな生活を2か月も続ければ…当然太りますよね。
主治医には「赤ちゃんまだこんっっっっなんやで!!」と言われ。
遠回しに「それはあなたの脂肪です」と言われ。(ほぼ言われとるがな)
「食べ過ぎ注意」の烙印を押されてしまいました。
それからは…
幸い安定期に入って食べられるものは増えまして…。
本当はもっとクッキーも食べたいのですが。
本当はもっと魚肉ソーセージも食べたいのですが。
「食べすぎ」にならないように。
「空腹」にもならないように。
「7」ではなく「4」くらいをキープできるようにと。
小さなものを小まめに食べる生活を続けました。
その甲斐あってかそこから体重はほとんど増えず。
赤ちゃんはどんどん成長してくれたので、私は出産間際には適正範囲内の体重。
いくら「つわりのときは食べられるものを食べればいい」といっても、やはり「無制限に」食べてはダメですね…。
もし私と同じようなタイプの「食べづわり」の方がいらっしゃれば、あとから私が習得した「小まめ食い」を試してみては?
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳
心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。
インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」
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