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駄駄を捏ねずに諦めてくれた…「いい子」と手放しで褒めていいもの? byユーラシア

こんにちは、ユーラシアです。

子供を連れて遊びに行くのは大変ですよね。何が大変って、一緒に遊ぶこともだけど、個人的には「遊びに熱中している子供を家に連れて帰る」のが一番大変なんですよね! 

 

駄駄を捏ねず、あっさりと家に帰るけれど…

特に2歳くらいの頃は公園に行けばやだやだーと言って帰りたがらず、説得したり物で釣ったり最後には引きずって帰ったり、あの手この手を尽くす日々でした。

しかし3歳以降、あるときから「帰るよー」と声をかけたら、すんなり「はーい」と返事が来るように!
まだ遊びたいなどと駄駄を捏ねることもなく、あっさりと家に帰るようになりました。いつまでも遊んではいられないということをついに理解してくれたようです。

~HAPPY END~

と思ったのですが……。


後日、外で遊んでいたとき、お昼の時間になったので帰るよと声をかけるとまた「はーい」と素直な返事が。
でもその表情をよく見てみると、

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明らかに何かを我慢している……。

「もう帰らなくちゃね!」とさっぱり切り替えている感じではまるでなく、「本当はもっと遊びたいけどお母さんがダメっていうから諦めなきゃいけないんだ……」というなんとも切なそうな、物悲しい顔をしていました。

駄駄を捏ねることなく諦めてくれて親としては非常に楽だけど、でもこの諦めを「偉いね、いい子だね」と褒めていいのか……。


親の顔色を見て我慢を重ねているのでは?

周りを見てみると、息子と同じくらいの子供達は「まだ帰りたくないー!」と大きな声を出していました。対して「もう帰らなきゃいけないよね……」と覇気のない息子……。
聞き分けがいいと言えば聞こえはいいけど、その実「親に逆らうことを恐れて自分を押し殺してる」のでは? まだ幼児なのに、親の顔色を見て我慢に我慢を重ねているのでは……!?とも思えてきて……。

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また、そんな息子を見て私の身内や知人が「聞き分けがよくて良い子だね」などと言うことがよくあったのですが、それがさらに息子の心に重圧をかけているような気もしてきました。
幼児なんてワガママを言ってなんぼみたいなところがあるし、それだけ強い欲求があることは決して悪いことではない、むしろとても良いことのように思います。逆に息子は「こうしたい!」という強い気持ちがちょっとだけ足りないような気も。
「全てに対して無気力」というわけではないのでさほど心配はしませんでしたが(特に食に対する欲求は目を見張るものがある……)、かと言って殊更に「良い子」と評するのもどうなのかなと。
もちろん子供が本心から「お母さんの言うことを聞こう!」と思うならそれでいいんですけど、息子の場合やっぱり少し我慢しているように見えて……「言いたいけど、言えない」と抑え込んでほしくはありませんでした。

 

「ほんとうはもっとあそびたい」と本音が

そこで、なるべく息子に「もしまだ遊びたいと思ってるなら、そう言ってもいいんだよ」「思ってることは口に出していいんだよ」と促すことを心がけるように。

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こちらから確認してみると、「ほんとうはもっとあそびたい」と本音が出てくる出てくる。かと思うと、「ほんとにもう帰ってもいいとおもってる。はやくかえりたい」と言う日もあって、やっぱりちゃんと聞いてみないと分からないものだな~と思いました。
そのうち徐々に強い自己主張をするようになり、今では「まだ帰りたくないよーだ! べー!」と元気よく私に反抗することもしばしば。というか毎回です。
帰りたくないとか言われると正直ウエーって感じなのですが(……)、同時にそんな無邪気な姿にちょっと安心もします。

自己主張が激しいことも聞き分けがいいこともどちらも大事にすべき個性で、どちらが良いとか悪いとかはありませんが、少なくとも自分の気持ちを押し殺すのはまだ早いかな、と思うんですよね。持って生まれた性格も尊重しつつ、あまり遠慮しすぎず伸び伸びと育ってほしいです。

(でも暑い時期はなるべく早く帰らせて欲しいです。私の命が危うくなりそうなので……)

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著者:ユーラシア
年齢:30代
子どもの年齢:5歳

2015年4月に男児を出産。割とテキトーに育児しているオタクでナマケモノな専業主婦です。思いもよらなかった子供の可愛さ奥深さに驚く毎日の中、老後の楽しみにと育児に関する絵や文章をちまちま描いています。息子はいつも親指を吸っています。

※プロフィール情報は記事掲載時点の情報です。