こんにちは、イシゲスズコです。
暑い日が続いていますがみなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は子どもたちが小さい頃によくやっていたかき氷やさんごっこから思い出す、選ぶ力のお話です。
シロップをたくさん揃えて「かき氷屋さんですよ〜」
子どもたちが小さい頃、夏休みの朝はプールへの水入れで始まっていました。
家の脇にビニールプールを出して冷たい水をなみなみと。
お日様に照らされた水の温度が上がるのを待つ間に、かき氷屋さんの準備をします。
かき氷器とうつわとスプーン。
そして、ずらりと並べるのは色とりどりのシロップ。
かき氷用として市販されているイチゴ味やメロン味、小さめの容器のものを色々買い揃えて屋台のお店みたいに並べます。
準備をしていたら待ちきれない子どもたちは水着に着替えてどんどんプールへ。
「つめたーい!」と騒ぎながらザブザブ遊ぶ子どもたちを眺めながらお母さんはしばし休憩。
しばらくすると水遊びに飽きた子どもたちがプラプラとかき氷屋さんにやってきます。
この日だけでは終わらない「どれにしようかな」
並んだシロップを眺めながら、今日はどれにしようか、どれとどれを混ぜてみようか、と考える子どもたち。
虹のようにいろんな色を少しずつかけてアートに取り組む子、何色も混ぜて出来上がった色に一喜一憂する子…いろんな楽しみ方が生まれます。
面白いのは、この日だけでは終わらないこと。
いろんな種類のシロップ遊びを経験したら「これかけてみたらどうなるかな」と日常の中のいろんなものがかき氷シロップになるか気になるように。
家の中のものをかけてみようと探したり、買い物先で見つけたものを候補に入れたり…
日常生活の中で採り入れた“自分で選ぶ”
こうやって自分で選ぶ、という方法は日常の中で割とよく取り入れてきました。
かき氷の他にも…
朝ごはんのときにおにぎりの具と海苔を並べて「おにぎり大会」
サンドイッチの具とパンを積み上げた「サンドイッチ大会」
シロップと同じようにおかずを少しずつでもいいからとにかく種類をたくさん並べると子どもたちのテンション爆上がりになるのがおもしろい。
最初は、子どもたちが楽しんでるし自発的に動くから私も楽、というのが目的ではありました。
でも、やってみるとそれぞれが工夫をしたり、混ぜて新しい発見があったり、買い物のときに色々提案してくれる良い効果がたくさん。
もちろんいいことばかりではなく失敗もありました。
変な組み合わせにして食べられない、面白くなって自分の食べられる量を超えて作ってしまう…なんてことも。
でもそれぞれの失敗に対して、なるべく自分で頑張って食べること、綺麗な状態でだれかに食べてもらうか考え打診すること、どうしてもダメなときはゴメンナサイして自分で処分する経験を積むことも。
そうそう、いろんな種類を買い揃えたらどうしても余ってしまうシロップが出ますよね。
うちでは炭酸水やソーダに混ぜて色をつけて飲んだり、グミやゼリーを作るときに使ったりして消費しています。
残ったシロップをどう活用する???って頭をひねってアイデアを募るのもまた楽しい時間になるかも!
著者:イシゲスズコ
年齢:40代
子どもの年齢:高校生から小学生の4人
九州の片田舎在住、ぼちぼち働く4児の母ブロガー。生活のなかで出会ういろんなことをあれこれ考え込んだブログ「スズコ、考える。」を運営。Twitterの男児育児あるあるをまとめた共著「#アホ男子母死亡かるた」(アスペクト)がある。
ブログ:「スズコ、考える。」
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