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帝王切開手術当日。付き添った親族たちが待合室で凍り付いた瞬間 by 白目みさえ

こんにちは。白目みさえです。
今回は長女帝王切開手術当日の私のお話です。

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前日に主治医に「赤ちゃんを最優先に!」なんてかっこいい事を言って。
主人と両親にも電話をして「大丈夫」と言い。
カッコつけた反動で担当看護師さんの前で泣きじゃくるといった失態を見せた白目。

泣いたせいで多少目は腫れていたものの、旦那や両親を迎える頃にはもう腹をくくっていました。

 

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前日に手術が決まったということもあり、スケジュールが押し押しで本来前日にやるべき剃毛は当日の朝に。

この先の人生で、朝起きてなんか口にするより先に剃毛することはもうないでしょう。

 

 

日課となっているNSTで赤ちゃんの心拍を確認。
心拍の低下が心配されていましたが、なんとか朝も元気に動いてくれていたことに、心から安堵しました…。

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とかなんとか余韻に浸っている暇はなく。

なんか色んな人が入れ替わり立ち代わりやってきて、バーっと説明を受けて、書類にサイン。(ちゃんと説明してくれていたんですが、白目がテンパってて覚えていないだけ)

シャワーを浴びたりトイレを済ませたり、着圧ストキングを履いたりして、なんかバタバタと過ごしました。

履いたことがある人はわかると思いますが、着圧ストッキングってすごいですよね。
履いてしまえばそこまでキツさは感じないのに、履くときは鬼ほどキツい…。

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そして手術直前には点滴と尿道カテーテル。
尿道カテーテルとはその名の通り、術後はトイレになんか行けませんので、尿道に管を入れるんですが、これが地味に痛い…!

私も尿道とはこれまでの人生で顔を合わせたことはないのですが、何か異物を挿入できるほどのサイズではなかったと感覚的に記憶しておりました。

そこに?なに?管を刺す?
痛いに決まってますやんか…。
「ちょっと痛いですよー」って言われましたけども。
たしかに激痛ではなかったけども。

すごおおおおおおおく嫌な痛みでした…。
なんだかずっとそこに何かがいる…っていう感覚がありますし…。
点滴より何より、まずこれを外して欲しかったです。


さて。準備は整いました。
いざ…手術室へ…!!

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もしかしたら…これが今生の別れになるかもしれない…!
そんなことを思いながら手術控え室をあとにした私…。
ちょっぴり涙ぐみながら…。
家族に手を振ってストレッチャーで運ばれていったのです…!

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いや…うん。別にいいんやけどな。
ちょっとこっちスッピン半裸やしさ。
義両親にはあんまり見られたくなかったなーと思うわけですよ。

あれか?もし立ち会い出産やったら来てたんか?
ああ…旦那のことやから呼んでたかもしれへんなー…。
帝王切開で良かったかもしれん…。

なんてことを考えていたら涙は秒で止まりました。

 

そして私はいよいよ手術室に…。

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個室ではどうやら親族同士の顔合わせをしていたようです。
両家が顔を合わせるのは結婚式以来。
会ったのも多分3回目くらいだったと思います。

一通りの挨拶が済んだあとは沈黙が訪れてしまったので旦那は気を利かせてテレビをつけたそうです。

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なんとそのときたまたま放映していたのが、某医療ドラマ。
手術の真っ最中で、よりによって手術受けている人がヤバい的なシーンでした。

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結局その回の手術は失敗に終わったそうで。

ただでさえ気まずい空気がさらに気まずくなり、旦那は色んな意味で「みさえ…早く手術無事終わって帰ってこないかな…」と思っていたようです。

 

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著者:白目みさえ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳

心理師として精神科に勤務するとしごの母。生粋のオタクです。基本的に白目をむいて育児をしており、その様子をカルタにしたものを増産しています。ライター、イラストレーターとしても活動中。

インスタグラム:@misae_mon
NAPBIZ公式ブロガー:「日々白目むいてます」

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