妊娠37週1日目のことだ。
この日もいつもと同じように起き、朝ごはんを食べ、尿意に逆らえずトイレに行ったそんな朝。
出血…。
尻からちゃうん?と思ったが、そんな量でもない。
大さじ1~2杯はあったであろうか。
とにかく緊急事態なのは確かである。
産院に連絡をしたら「すぐ来とくれ」ということだったので、迷わずタクシーを手配し、その待つ間家を出られる状態にしておく。
この時自分。
多少慌てたものの驚異的パニックにならず、なかなか素晴らしいくらいのテキパキっぷりだった。
だって私…っ!
我が家は実家が遠く、夫は朝から夜まで家にいない。
夫の仕事場は自宅から1時間はかかるので、もし深夜&早朝以外に陣痛が来たら「1人で病院に行かな!」という覚悟があった。
今回は陣痛ではなく出血というハプニングだったが、産院へまでの流れは一緒。
陣痛がきたらまずどう動くかのシミュレーション、大事である。
この後の医師の診察でも幸いお腹の息子にも異常はなかった。
一安心である。
が…
この日は血が止まらない&37週ということもあり入院となった。
まさかこんな早く入院になるなんて…。
このまま生まれることもあるんだろうか…、とまだ先だと思った出産が急に迫ってきた感じになり、少し不安を覚えた。
その日の夜。
昼過ぎから徐々に出血の量は少なくなり、夕方には血も止まった。
そして翌朝の診察では、お腹の息子の状態も問題なし、ということで無事退院となった。
無事に一安心である。
そんな気になる出血の原因だが
なるほど。おしるし。
息子の出産はもうすぐらしい。
そして先生からは
「初産だし、何が起こるか分からないからね。
これから出産までの行動距離は産院から1時間以内のとこまでにしてね。」
と、いよいよですよ感増すことも言われた。
そしてその後。
1日経っても陣痛は来ず。
1週間経っても陣痛はまだ来ず。
2週間経ってもまだまだ来ず。
とうとう41週に入っても陣痛はまったく来なかった。
結果。
先生が様子をうかがうも、息子が全くと言っていいほど出る気配がなかったので、初めてのお産は促進剤を使い誘発分娩することになった。
予定日から8日目の日に入院をし、朝から促進剤を打つ。
が!
それでも息子は出!て!こ!な!い!!!
息子は促進剤を使った2日目の昼にやっと出てきた。
出産のための入院準備はイレギュラーなハプニング入院のためのものとなり。
陣痛に備えたシミュレーションこれまた同じ。
謎の出血
突然の入院
おしるしから約1か月のタイムラグ
そして来ない陣痛
出産は産むまで本当に何があるか分からない。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
妊娠時期別記事
著者:ユキミ
年齢:30歳
子どもの年齢:4歳
関東出身、関西在住。4歳の息子と夫と3人暮らし。毎日成長ノンストップな息子に産後から振り回されっぱなしの新米母さんです。普段はインスタグラム(yukita_1110)にて息子の成長や日常などを絵日記にしております。
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