今、日本では、室内でペットを飼っている割合は3世帯に1世帯。
たくさんの人が家族として動物と暮らしています。
私も子供の頃から動物と暮らしていて、大人になり一人暮らしをしたら
絶対室内でワンコを飼いたい!と夢見ていました。
そして念願叶い、いとしのワンコとの生活がスタート!
その後、ワンコの可愛さに取り憑かれ、最終的に4匹のワンコと暮らしていました。
結婚し、数年後ようやく赤ちゃんを授かることができたのですが…
現実問題、ワンコと赤ちゃんの暮らしにはたくさんの不安がありました。
心配その①:犬に荒らされ放題の家…
毎日モップで水洗いしている床。最低限の家具。
友達すら呼べない殺風景なこの家のどこに赤ちゃんスペースを取ったらいいのか…
部屋中自由に動き回るワンコたちがいるから、赤ちゃんは高い場所へおかなきゃなのか…。でも落ちたらどうしよう。
ベビーベッドは寝室に一台用意してありましたが、大きさ的にもリビングにもう一台は難しい。赤ちゃんの居場所は最初の課題でした。
心配その②:犬たちと赤ちゃんの関係
かじったりしない?舐めすぎたりしない?
生まれたてホヤホヤの赤ちゃんに、興味を示さない訳ないワンコたち。
生まれてしまえば、今までワンコたちの居場所だった膝の上は、赤ちゃんの授乳場所。ヤキモチやかじったりしないだろうか…
しかも4匹…。うまくやれるだろうか…
心配その③:もし赤ちゃんが動物アレルギーを発症してしまったら…!!
これはもう生まれなければわからないし、その時にならないと判断もできませんが、とても不安でした…。
もしそうだったら…ワンコの預け先を探すのか、それとも赤ちゃんを避難させるのか。
こればかりはならないことを祈るばかりでした。
などと、ざっくりとですが、漠然とした不安がある中、大きなお腹を抱えながら
出産まで毎日、一緒に散歩をしていました。
そして出産。数日の入院を経て、赤ちゃんとワンコたちとの対面です!
一番気を遣ったのは、その瞬間。
わんこは仲間に順位をつけてリーダーに従う生き物ですので、この家のリーダーである「私」が赤ちゃんを抱いて家に入り、たくさん赤ちゃんの匂いを嗅がせました。
ワンコたちは目をひん剥きながら、必死にその新入りの匂いを嗅いでいました。
みんな、赤ちゃんを舐めたい気持ちが抑えられないようで、尻尾をフリフリしながら
赤ちゃんを観察。ファーストコンタクトはとてもいい感じでした。
そして心配していた「赤ちゃんの居場所」。
やはり興奮しがちなワンコがいるリビングは色々な危険がいっぱいなので、リビングには高さのあるプレイヤードを置き、そこでお世話をすることにしました。
これでリビングにいる時のワンコからの襲撃の備えはOK!
新生児のうちは、寝ている時はそこで寝てもらい、起きている時は私が抱っこして、ワンコにもたくさん匂いを嗅がせてあげたりしていました。
ワンコたちはびっくりするほど赤ちゃんに優しくて、いつも寄り添うように背中をくっつけ、新入り赤ちゃんに攻撃的な態度は一切取りませんでした。
赤ちゃん自身にもアレルギーなども出ず、生後1ヶ月過ぎた頃には、バウンサーも使うようになりました。
ワンコたちも赤ちゃんをきちんと認識し、ソファの上で寝かせておくとみんなで赤ちゃんを囲むようにくっついて寝ている姿は、可愛いの連鎖が大爆発でした。
でもやはりいいことばかりではありません。
犬は毛が抜けます。
夜は赤ちゃんはベビーベッド、ワンコたちは今まで通り私たちと同じベッドで寝ていましたが、布団の中は毛だらけです。
今までなら、全然気にならなかったのですが、毛やフケが赤ちゃんの口に入ったらと思うと…。
なので毎朝布団を叩き、掃除機をかけ、
コロコロして全ての抜け毛を取り除いてました(毎朝!!)
さらに洗濯物にも毛がつくので、洗濯物も全てコロコロしてました。(全てに!!)
コロコロの消費量半端なかったです。
ワンコだけだった頃は、掃除のしやすやを優先して、カーペットなどは敷きませんでしたが、床には洗えるカーペットを敷き、毎日交換して洗濯。
室内犬なので、ワンコのトイレも室内。娘が絶対に触らないように部屋の中にパーテーションを作り、トイレへはワンコだけしか通れないように柵をつけました。
正直、大変でした!!!
慣れるまでは、本当にストレス!
ワンコと赤ちゃんの関係はとっても良好なのに、とにかく私が衛生面が気になり、抜け毛とワンコのトイレ周りにはすごい神経質になってしまい、一時期潔癖症になるほど、衛生管理に必死でした。
ですが娘がお座りする頃にはそれも少し落ち着き、いつも隣に寄り添うワンコたちの抜け毛もそこまで気にならなくなりました。
娘もワンコと遊ぶのが大好きで、ロープを投げて遊ぶことができるようになりました
。ワンコたちのお散歩も、毎朝早起きをして、首が座る前はベビーカーで、座った後は私がおんぶして、パパと3人でワンコをお散歩させる毎朝のルーティーンも幸せな時間でした。
今はもうお空へ行ってしまったワンコたちもいますが、不安や大変だったことも含めて、とても楽しい時間でした。
これは我が家での過ごし方ですので、こうやるといいよ!というものではないのですが、毎日試行錯誤しながら、でもなんとか安全に楽しく同じ空間で暮らせました。
今ペットを飼っていて、これから赤ちゃんを迎える方は、少しの不安があるかもしれませんが、どうか今までと同じようにペットにも愛情を注ぎ、赤ちゃんとの共同生活を楽しんでくださいね。
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:リコロコ
年齢:30代
子どもの年齢:6歳、4歳、2歳
元気が過ぎる三人の子どもたちと、頑固だけど子煩悩な旦那と暮らしています。自身の体験談や、子どもたちとの日常を育児漫画をSNSで書いています。
インスタグラム:@ricoroco.2019
ツイッター:@ricoroco2019
ブログ:無邪気な子鬼たち~3人育児絵日記
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