うちの娘はとても敏感。
怖いものや心地の悪いことに対して、ものすごく敏感に反応します。
注射なんてもってのほかで、いつも病院に行く前から大パニック。
予防接種の度に大地を揺るがすパニックぶりで、先生方には申し訳ない思いばかり…。二人目が生まれた後も、娘の予防接種の日には息子を夫に預け、一対一の格闘技とばかりに予防接種に向かっていました。
そんな娘も小学生。
息子もある程度しっかりしてきたので、今回は二人一緒に予防接種に連れて行くことにしました。
怖がりの娘に対して、息子はクール。
今までの予防接種にもまったく怯まず、終始ニコニコしている、とっても楽な子どもでした。
そして今回も…
待合室の時点で泣き始める娘。
一方で、ご機嫌なままひとりで遊ぶ息子。
息子が怖がらないところを見たら娘も安心するんじゃないかと
息子を先に受けさせる提案をするのですが、
怖いことはさっさと終わらせたいのか
娘「私が先にやる」
そんな、頼もしいことを言ってはいるのですが…
名前を呼ばれれば最後、娘の涙は大号泣に変わり、
娘は地面にうなだれ、私は必死に抱き上げようとするのですが
3,000gなかった娘ももうすぐ30㎏。
大きくなったね。悲鳴をあげる母の腰。
なんとか診察椅子の上で抱っこする形になりましたが、娘のパニックぶりには先生も苦笑い。
でも、「このくらいの年齢が、一番怖いんだよね」と優しく言ってくださいました。
なんとか強く抱き押さえ、一瞬のはずがとっても長く感じた予防接種はこれにて終了…
※ただし一回目
一方の息子はというと…
泣き崩れるお姉ちゃんを横目に、堂々たる姿で診察室に登場。
まだまだ幼児なので、私が抱っこするのですが…
あれ…?
息子が、震えている…
しかし、これは注射に対してではなく、
お姉ちゃんの取り乱しっぷりに対してだ…!
思えば、お姉ちゃんがこんなにパニックになっているところを
息子が見たのは初めて。
大好きな、いつも優しいお姉ちゃんの取り乱しっぷりに、ちょっと怖くなってしまったようでした。
ですが、肝心の予防接種に対しては相変わらずクール。
笑顔のまま終わらせ、終わるとすぐに遊び始めました。
あまりにも対照的な姉弟に先生も苦笑していましたが、
「怖いって感じるのは大事なことだからね」
と付け加えてくださいました。
確かに、過度に怖がりで臆病で、困ってしまうこともたくさんありましたが
その分、危ないことには注意深く、怪我することも少なかった娘。
一方で、怖がらないけど、何度も懲りずに怪我をしたり、危なっかしいことばかりする息子。
娘のこの怖がりも、言い換えれば危険察知能力が高いことなのかなと
先生のお言葉で、感じることが出来ました。
小学生と言っても、まだまだ怖いものがたくさんある娘。
これからも他のみんなより苦労することはあると思いますが、
母親なりにあたたかくフォローしていこうと思います!
ゼクシィBaby WEB MAGAZINEの記事
著者:たんこ
年齢:31歳
子どもの年齢:6歳と2歳
発達ゆっくりさんな娘と能天気な夫と、新たに加わった暴れん坊な息子と暮らす、元ひきこもりの凶暴な大根です。
instagram:@kei_mio
twitter:@mio_tanko
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