産後の必需品と言われる円座クッション。
でも産後4ヶ月を過ぎてもお世話になった人は少ないのではないでしょうか。
出産時の会陰切開や裂けた傷の痛みで、産後しばらくの間はただ座っていてもつらい日々でした。
すこし姿勢を変えるたびに激痛が走り、退院後も円座クッションが手放せませんでした。
円座クッションを持ち歩けない外出時は、片方のお尻に重心をかけて痛みに耐えて過ごしました。
しかし産後1ヶ月近くがたち、傷は良くなってきたはずなのに、いつまでたっても痛みがなくなりません。
産後1ヶ月の健診で、同じ日に出産したママさん達の様子を見て気がつきました。
「まだ痛がっているのはわたしだけだ!」
入院中円座クッション仲間だったはずのママたちは、赤ちゃんを抱っこして普通に座っています。
健診で痛みを伝えると「傷はきちんと治っているので、もしかしたら骨に異常があるかもしれないから整形外科を受診しては」と言われました。
うすうす自分でも気づいていたのです。
痛いのは股というよりお尻だということに。
さっそく整形外科でレントゲンをとると「尾骨骨折」と診断されました。
吸引分娩でなんとか生まれたわが子でしたが、出てくるときに母のお尻の骨まで折っていたとは。
悲しいことに尾骨骨折はとくに治療のしようがなく、骨が自然にくっつくまで辛抱するしかないとのこと。
お尻の骨をかばいながら、家では円座クッション、外出時は片方のお尻を浮かせて耐える日々を送りました。
ようやく「あれ?円座クッションなくても大丈夫かも」と思った頃には、もう子どもは4ヶ月になっていました。
日々のお世話のとき、思うように動けないとき、疲れてつらいとき、お尻の痛みさえなければと何度も思いました。
辛抱するしかないので参考になることは言えませんが、同じく尾骨を骨折したママさんがいたら、一日も早く骨がくっつくよう念を送りたいと思います。
著者:かめかあさん
年齢:30代
子どもの年齢:1歳
2019年8月に男の子(ごんさん)を出産しました。結婚10年目ののんびり夫婦+7歳のリクガメ+新入りごんさんで楽しく暮らしています。妊娠中からインスタグラムで絵日記を描いています。
インスタグラム:@kamekaasan
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